シオデ

 

分 類
山 菜
分 布
日本全国、山や林縁
採り方
葉が開く前のツル性の茎
食べ方
お浸し、煮物、天ぷら、揚げ物、炒め物
増やし方
種、挿し木、接ぎ木

 
出典:みんなの農業広場

  • サルトリイバラ科(旧分類ユリ科)シオデ属のつる性多年草で、日本各地に自生しています。
  • シオデと形状が似ている近縁種で、つるが細く食味が劣るといわれる「タチシオデ」も山菜として採取されます。地域によっては、シオデを「本シオデ」と呼称しています。
  • 雌雄異株で、雌株は葉の基部から雌花を伸ばし、夏に開花します。果房状に10個程度の液果には、2個の種子が秋に成熟します。
  • 人気のある山菜で、「山菜の女王」と称されます。おひたし、和え物などに調理されます。
  • 品種や系統の区分はありませんが、赤みを帯びるものや緑色のものなどの変異はあります。
  • 繁殖は実生繁殖です。
  • 秋になり、液果が黒化したころが採種適期です。
    ただちに水洗で果肉を除き、ぬめりを除くようにします。
  • 播種時期は、秋播きの場合は採種後に播種します。春播きの場合は、種子を土中または冷蔵庫に保存しておき、翌春に播種します。
  • 翌春は地下発芽のみです。かん水や雑草などの管理を継続してください。
  • 翌々春に地上部に出芽します。葉が3~4枚、つる長10cm程度に生育し、真夏からは生育が停止状態になります。
  • 定植3、4年後に、茎の太さが直径5mm以上になると収穫ができます。