出典:東京でとって食べる生活
野生の植物を食べていると、時折けっこうキツい奴に出会います。
例えばセイタカアワダチソウ。
薬効があって海外では食べるらしくて、めちゃめちゃそこら中に生えている!!
そんなん食べるしかないでしょ!!
…と私も食べてみたのですが、想像以上にアレでした。
— セイタカアワダチソウを食べてみた初夏 —
まずは初夏の若いセイタカアワダチソウからチャレンジ!
そこそこイケル部位もありました。
それは先端の茎。
ここだけはアスパラみたく、ポリポリと食べられるのです。
スパイスと油のおかげで苦味もマイルド。
先端の炒めもの:○
食える…!
セイタカアワダチソウが食えるぞ…っ!!
ということで、初夏のセイタカアワダチソウの攻略方法は、
- スパイスをまぶして炒める。
- 先端の茎はそこそこうまい。
先端は茹でてマヨネーズでもいけそうです。
かくなるうえは真の最終手段、
これをやって食べられない草は存在しないという…あの、
天ぷら。をやるしかないでしょう。
セイタカアワダチソウの黄金かき揚げ。
見た目は美味しそうに仕上がりましたが、さてどうだ…?
意を決して、いただきま~~~す。
ジャキッ…
バリバリバリ…
おぉぉ~~さすが天ぷら。
いけます!美味しい!
味はクセのつよい春菊という趣、ポン酢でもゴマだれでも美味しい。
しいていうと硬い枝があり、噛み切れずペッしました。秋は花と柔らかい葉っぱだけを使うのがベターでしょう。
それほど苦労をせずに完食!
オッケー、マルです!やはり天ぷらは正義!!
ごちそうさまでした。
セイタカアワダチソウの成長とともに味を比べてみたところ、若いうちは先端の軸が、育ってくると花とツボミが、それぞれ美味しく食べられることが分かりました。
大量に手に入る食材なので、より有効に活用できる手段を探したいですね。また別の食べ方にチャレンジしてみることにしましょう。
— セイダカアワダチソウ 効能 —
デトックス効果があり、アトピー、長年の喘息、胃腸病・腎臓結石、腎臓炎、膀胱炎、リウマチ等、乾燥肌にも効果があるといわれています。
民間薬としても古くから利用され、アメリカ原住民はセイタカアワダチソウと同じ仲間の植物の花を鎮痛剤 、火傷、潰瘍治療や解熱剤として伝統的に利用していました。




