出典:あまね
タラの芽といえば、代表的な春の味覚として人気の山菜です。スーパーなどの店頭に並ぶタラの芽は、実は天然物ではなく、ハウスでの促成栽培のタラの芽が主流となっています。天然物より促成栽培のタラの芽が劣るという事ではなく、市場では高級食材として取引され、評価の高い生産者や有名産地のものに高値が付きます。
後発な上に有名産地とは言えない宮城県で、いち早くタラの芽のブランド化を進めているのが太良衛門です。真ダラ、もちタラという2種類のタラの芽のブランディングを進めているとの事で、まずタラの芽に種類があるのが驚きです。
タラの木の新芽の事をタラの芽というのですが、タラの木にはトゲがあるオダラと、トゲがないメダラという2種類があるんですよ。太良衛門ではどちらのタラの木も栽培していて、オダラから採れるタラの芽を真ダラ、メダラの方をもちタラという名称でブランディングしています。
真ダラは、胴体のはかまの部分が大きくて、ぷっくりとしています。大きいものだと口に入れるのも大変なくらい成長するんですよ。促成栽培のタラの芽の野趣は天然物に比べて控えめですが、真ダラはタラの芽特有の風味がしっかりあります。
みずみずしい食感と甘みがある味わいも特徴で、卸業者や料理人の方からも高い評価をいただきました。一流ホテルのコース料理でも提供されるなど、太良衛門を象徴するブランドタラの芽です。
真ダラはタラの芽栽培1年目の時から栽培しているので、とても思い入れがありますね。そういう評価や背景もあって、真のタラの芽はこれだ!と言えるようにという想いを込めて真ダラと名付けました。
もちタラはその名の通り、根元まで柔らかく、もっちりした食感が特徴です。これは真ダラにも言えますが、もちタラは一般的な促成栽培のタラの芽よりもはかま部分が大きく太っています。記事で比較画像をのせてもらえると分かりやすいかもしれません(笑)。
色合いは、真ダラが鮮やかな緑色をしているのに対して、もちタラは濃い緑色です。濃い緑だと苦そうと思うかもしれませんが、火を通すと本当に甘くなります。えぐみも少ないので、タラの芽特有の風味が苦手なお子様でも食べれるんですよ。もちタラを食べたお子さんが、また食べたいとおねだりされたと、お客様から感想をいただきました。
一番分かりやすい違いはタラの芽の大きさです。スーパーで見かけるタラの芽は、小ぶりなタラの芽が多いかと思います。天然物のタラの芽と違い、スーパーなどで並ぶタラの芽は、ハウスで栽培するふかし栽培という方法で栽培されています。
ふかし栽培では、タラの木の養分と水だけで育てるため、タラの木の太さや、温度管理の仕方によって、タラの芽の大きさが変わってきます。
太良衛門では、ぷっくりとした食べ応えがあるタラの芽をお届けするために、2つの点を大事にしています。ひとつはタラの木を太く成長させること。タラの木は自然に成長するので、中にはあまり畑の管理に手をかけない生産者さんもいますが、太良衛門はかなり畑の管理に時間を使っているほうだと思います。
もう一つは伏せ込みから収穫まで約1ヶ月間かけてじっくり成長させることです。そうする事で、栽培物でも天然物に引けを取らないような、食べ応えのあるタラの芽になります。じっくりと大きく育てるので甘みも増して、しっかりタラの芽特有の風味がのったものができるんです。
一番のおすすめはやはり天ぷらです。さっと油で揚げて、塩を付けてお召し上がりください。お子様でも食べやすい味わいとなっていますので、夕食のおかずや、旦那さんのビールや日本酒などのお酒のおつまみにもぴったりです。他にもパスタやサラダ、おひたし、ごま和え等の料理でも美味しくいただけます。
太良衛門が栽培する真ダラは、弊社の系列店のパンチで食べることができます。太良衛門と同じ市内にあるため、採れたてのタラの芽を贅沢に天ぷらで味わうことができる唯一のお店です。ほくほくで何も付けなくても十分甘いんですよ。ぜひ宮城に来て頂いて、お昼はそばと一緒に、夜はお酒と一緒にご堪能下さい。

