出典:Yahoo!ニュース
「ブドウをそのまま保存してはいけない理由」
実は、ブドウを房のまま保存すると、あっという間に鮮度が落ちて傷みやすくなってしまうんです。その主な理由は以下の通りです。
- 水分が蒸発しやすい
房に付いた状態だと、ブドウの表面積が大きくなり、そこからどんどん水分が蒸発してしまいます。水分が抜けると、皮にハリがなくなり、シワシワになって食感も悪くなります。 - カビや腐敗の原因になる
房の中に湿気がこもりやすく、ブドウ同士が密着しているため、カビや腐敗菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。特に、傷んだ粒が一つでもあると、そこから全体に広がるのが早いです。 - ぶどうの栄養が減ってしまう
房のまま保存することで、ブドウが呼吸を続け、栄養分が消費されていきます。
「じゃあどうやって保存すればいいの?」という方に向けて、次にブドウが長持ちする保存方法を紹介していきます。
— ブドウが長持ちする保存方法 —
- 1. 洗わずに保存する
ブドウを洗うと、表面のブルーム(白い粉)が落ちてしまいます。このブルームは鮮度を保つ天然のワックスのようなものなので、保存する際は洗わずにそのままにしましょう。食べる直前に洗うのがおすすめです。 - 2. 房から外して保存する
ブドウを房のまま保存すると傷みやすいので、一粒ずつ房から外して保存するのが最も効果的です。このとき、枝が少し残るようにハサミでカットすると、そこから水分が抜けるのを防げます。手でちぎると、皮が破れて傷みやすくなるので避けましょう。 - 3. 乾燥から守る
外したブドウは、キッチンペーパーなどで包んでから保存袋や密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。乾燥を防ぐことで、鮮度を長く保つことができます。 - 4. 冷凍保存も可能
一度に食べきれない場合は、冷凍保存もおすすめです。洗って水気をしっかり拭き取ったブドウを、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫へ。凍ったままシャーベットのように楽しんだり、半解凍でスムージーにするのも美味しいですよ。冷凍したブドウは、約1ヶ月を目安に食べきるようにしましょう。
— まとめ —
ブドウはデリケートな果物なので、保存方法一つで美味しさが大きく変わってきます。房のままではなく、一手間かけて保存することで、新鮮で美味しいブドウを長く楽しめます。ぜひ、これらの方法を試して、旬のブドウを最後まで味わってくださいね。

