ニンニクの近くに植える相性の良い組み合わせ


 作物を近くに植えて互いのメリットを狙う考え方は、コンパニオンプランツとして知られています。にんにくは香りが強く、周囲の環境づくりに関わりやすいのが特徴です。隣り合う作物を選べば、管理の手間を増やさずに畝全体のバランスが整いやすくなります。

  1. アブラナ科(キャベツ類)
    アブラナ科の作物は、にんにくの隣に置く相手として扱いやすい組み合わせです。虫が寄りつきにくくなる方向に働きやすい点が挙げられます。また、育ちのペースが近く、収穫時期がだいたい重なりやすいため、同じ畝で管理計画を立てやすいのも利点です。
  2. ビーツ
    ビーツは根を太らせる野菜ですが、にんにくと土の中で激しく競り合いにくいとされ、並べて育てやすい組み合わせです。さらに、にんにくはビーツの生育トラブルを抑える方向に働き、土の中の動物被害にも強くなる面があります。味わいが整いやすい点も、うれしいポイントです。
  3. トマト
    トマトの近くににんにくを植えると、虫対策の面で助けになります。また、トマトの味
    わいの面でもプラスに働くとされ、同じ場所で育てるメリットが見えやすい組み合わせです。畝の中で高さが出るトマトと、地際で育つにんにくを分けて配置すると管理もしやすくなります。
    にんにくの隣人選びは、スペースの節約だけでなく、虫対策や雑草管理にもつながる。
  4. ほうれん草
    寒さに強いほうれん草は、背丈が低くまとまりやすいので、にんにくの生長を邪魔しにくい相手です。さらに、地表を覆いやすいことで、にんにく周りの雑草を抑える助けになります。畝のすき間を活かしやすく、植え方の自由度が高い組み合わせです。
  5. じゃがいも
    じゃがいもをにんにくの近くで育てると、双方の生育トラブルが起きにくくなる方向に働くとされます。加えて、害虫として知られるコロラドハムシ(いわゆるコロラドポテトビートル)を遠ざける点も挙げられます。畝の計画を立てる際に、守りの組み合わせとして取り入れやすい存在です。
  6. にんじん
    にんじんは、にんにくにとっての害虫を遠ざける役割が期待でき、互いにメリットがある組み合わせです。反対に、にんにくはにんじんの表面に起こりやすい赤さび状のトラブルを抑える助けになるとされます。同じ畝で育てると、香りと根菜同士の関係を活かした配置がしやすくなります。
    にんにくの隣に、キャベツ類・ビーツ・トマト・ほうれん草・じゃがいも・にんじんを組み合わせると、畝の中で互いの強みを引き出しやすくなります。場所を無駄にしにくく、虫対策や雑草の抑制にもつながるのが要点です。畝づくりの段階でコンパニオンプランツとしての相性を意識すると、にんにくを軸にした植え付け計画が組み立てやすくなります。

 
出典:暮らしの整え方