日当たりが悪く、水はけも良くない土地で畑を始めてから1年が経ちました。条件の良い土地で作物を栽培していた頃に比べると、ミニトマトが実りにくかったり、冬の野菜がまったく育たなかったりと、上手くいかないことが多いです。
しかし、ずぼらな性格をしている私にとって、木を切って日当たりを改善することや、水はけをよくするために抜本的な改善をすることは敷居が高いです。
「この土地でも良く育つ作物」に絞りながら、収量も諦めずに農作業をしていける条件の良くない土地で栽培する鉄則について私の体験談やアドバイスを交えて解説します。
作物がよく育つ畑の基本条件とは
そもそも作物がよく育つ畑はどんな畑か?という点ですが、主には以下の要素が挙げられます。
- 土壌の状態が良い(ふかふか、栄養がある、微生物が豊かなど)
- 日当たりがよい
- 水の管理ができる
栽培方法によらず、土壌はふかふかで栄養があり、微生物やミミズが豊かだと作物がよく育つのはイメージできると思います。日光が十分でなければ光合成が十分なされないことや、水の過不足があると作物が育たないことも小学生時代に理科の授業で習いました。
しかし実際には、良い条件を満たす畑を持つことが難しい場合もあります。そんな場合でも十分な収量を確保しながら畑を楽しむ方法の一つが「その土地でも育つ作物に絞ること」です。
次の6つの観点から、条件の悪い畑でも作物を収穫するためのコツを考えます。
- 痩せた畑
- 日当たりが悪い畑
- 水はけが悪い畑
- 動物が多い畑
- 面積が狭い畑
- こまめに畑に行けないので放置してしまう
- 痩せた畑
痩せた土地とは、栄養分が十分ではない土地のことを指します。一般的に「畑には窒素・リン・カリウムが必要だ」と言われますが、環境や栽培方法のこだわりによっては、すぐに豊かな畑にはできない場合があります。 - 日当たりが悪い畑
日当たりとは、文字通り日光の当たり具合のことです。日陰や半日陰でも育つ作物もありますが、基本的には日当たりが十分あった方が様々な作物が育ちます。 - 水はけが悪い畑
かつて田んぼだった土地や、畑の下層が固い土地は水はけが悪い傾向にあります。高畝にする、排水の道を作る、資材を混ぜるなどの改善方法が一般的です。 - 動物が多い畑
里山や山間部では、イノシシやシカ、サルなどが出ます。基本的には柵を張り巡らせるような対策が必要ですが、柵を飛び越えてくる場合もあるため、動物から食べられにくい作物を栽培するのも一つの手です。 - 面積が狭い畑
庭や市民農園の一画など、小さな面積で畑を楽しむ場合もあると思います。小さな面積でも複数の品種を栽培できた方が楽しいのではないか、という前提で考えました。 - こまめに畑に行けないので放置してしまう
「家から離れたところに畑がある」「仕事が忙しいので週末しか世話できない」という方もいると思います。手入れが比較的簡単な作物を選ぶのも一つの手です。
— さいごに —
条件があまりよくない場所で畑をやるのは、農家さんや農作業に慣れた人にとってはありえないことなのでは、と少し心配していました。しかし高島さんのお話を聞いてみると、小さい範囲で土壌改良できることや近年の猛暑ではむしろ日光が当たりすぎない方が良いことなどが分かり、希望を感じられました。緑肥を植えたり、土地に合う作物を探したり、の構造を意識したりしながら、今後も実験を続けていきたいです。
出典:マイナビ農業

