香川・善通寺で「四角スイカ」初出荷

このスイカは食用に向いておらず専ら観賞用で約1年間腐らない

 香川県善通寺市の夏の特産品、四角スイカの出荷が6月30日に始まった。JA香川県筆岡集荷場(善通寺市中村町)には1辺約18センチの立方体のスイカが並び、生産者らが1個ずつ出荷用の箱に詰めていった。

 スイカをプラスチック製の型の中で育て、四角くする。農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録されており、現在は市内の7軒の農家が「縞王(しまおう)」などの品種を生産している。完熟を待たずに収穫するため食用には向かないが、保存期間は長く、観賞用として首都圏や関西の百貨店などで人気という。卸売価格は1個約1万円。

 生産者でつくる「善通寺西瓜(すいか)部会」の山下敏行・部会長(78)によると、今年は雨が多く出来が心配されたが、チョウやミツバチの受粉活動が活発で例年より多い450個ほどの出荷を見込む。形や自慢のまっすぐなしま模様も「いい出来」と目を細めた。

 社会科の授業で出荷を見学した善通寺市立筆岡小学校3年の平田稜貴(いつき)さんは「黒いしま模様が全部まっすぐに入っていてきれい」と話した。

 
出典:asahi.com