ネクタリン新品種 新たに育種 山梨県の丹沢さん

ネクタリンの標準和名は「ズバイモモ」です。

 山梨県山梨市のネクタリン農家・丹沢隆さん(77)は、早生で糖度が高い新品種「ネクタン カヨヒメ」を、個人で育種した。品種名は妻の佳世子さん(72)にちなんで名付けた。今年1月に品種登録が完了。6月下旬から収穫が始まり、自宅前での直売や、紹介者を通じた宅配で販売している。

 ネクタリンは桃の一種で、果皮に毛がない。「ズバイモモ」とも呼ばれる。甘味が強く、皮ごとでも食べやすいのが特徴だ。

 丹沢さんはネクタリンの専業農家で、「あま姫」「メイグランド」などの品種を約80アールを栽培する。50年ほど前から個人育種にも取り組んできた。

品種名に妻の佳世子さんへの感謝の気持ちを
 新たに開発した「ネクタン カヨヒメ」は、「黎明」と「メイグランド」を掛け合わせて育成した。7月上旬に収穫ピークを迎える早生品種で、糖度が20ほどまで上がる。酸味は少なく、甘味を強く感じられるという。今年は約4000個の収穫を見込んでいる。

 品種名は、一緒に農業を営んできた妻の佳世子さんへの感謝の気持ちを込めた。丹沢さんは「ネクタリンは皮をむかずに食べられるのが利点。もっと多くの人に魅力を知ってもらいたい」と話す。

(藤平樹)

 
出典:日本農業新聞