Monthly Archives for 2009年 3月

山菜『しおで』は山のアスパラ!

 

 先ほど長野県のニュースを見ていたら山菜採りでの事故が多発していると言うことでした。
今の時期は昨日ご紹介したねまがりだけを採りに行っての事故。
急斜面から落ちたり、ささやぶに紛れ込んで行方不明になったり熊と遭遇して襲われたり・・・。
やはり、気軽に採りに行くと言う山菜ではないですね。
それでも、ささやぶと言うターゲットがあるので準備さえしっかりしていれば探すことはできます。

ねまがりだけに比べて、難易度が高いのが上の写真の山菜 しおで だと想うのです。
別の呼び方として、しゅうで、しょでこ、ひでこ、そでこ、など。
また漢字だと牛尾菜と書きます。
姿が牛の尾に似ているからだとか・・・。
山のアスパラガスと言われていて味はアスパラガスをもっと濃厚にした感じと言ったらよいでしょうか。

このしおでは群生をほとんどしません。
そのために、自生している所を知っていれば採ることができますが狙って採ると言うのはかなり難しい山菜だと想っています。
それこそ、他の山菜をとりつつ遭遇すると言う偶然性の力もかりないと・・・。
ベテランの方に言わせれば「しおでは素人ニャ無理だ!」・・・と。

それでも、ここ数年の山菜採りでしおでの自生しているところを3ヶ所ほど見つけました。
しかし、3ヶ所ともに何故か1本しか生えていないんです。
ですから、採ってしまうと絶えてしまうような気がするし・・・。
と言うことで、観察をしていて採ることはしていないのです。
久しく食べていないので来年は群生地を是非見つけてアスパラガスのように、茹でたり、肉巻きにしたりしてたくさん食べるのが目標です。
【参照先不明】

 

フキの採り方

 

蕗の採り方の基本は【中蕗を残すこと】です。中蕗とは、真ん中で丸い蕗の事です。
そうです!あのいちばん太くていちばん立派に見える部分を残し、左右に生えている、細くて情けない大きさの外蕗を採って来るのです。

みなさんは異常に柔らかい食感の蕗や、中芯の穴の周りの繊維だけがとても固い蕗を食べたことがありませんか? あるいは蕗の皮を剥くとき、果肉の部分も一緒に取れてしまう蕗がありませんか? それらはすべて中蕗なのです。それに比べ、外蕗は香りも良く、シャリシャリした食感でとても美味しく食べられます。

でも、蕗の株の中から中蕗を見分けるのは、いがいと難しいです。一株に生える本数は3本らしいのですが、4本だったり、2本だったり、ときには一本しか生えていない事もあり、採る前に『ウーン・・・』と悩んでいます。
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