Monthly Archives for 2024年 7月

山菜は山間地直売事業の”宝物”だ

出典:産直コペル

 

春から初夏へー目眩く山菜の季節

 「目眩く」(めくるめく)とは、直接は「目がくらむ」「めまいがする」の意だが、一歩踏み込んで、「あまりの素晴らしさに理性を失う」の意で使われることもある。

 冬眠から目覚めた熊が体内に蓄積した毒素を分解するために食べると言われるフキノトウから始まり、ウド・タラノメ・ゼンマイ・ヤマミツバ・ワラビ…と続く山菜は、初春から初夏にかけて、まさに「目眩く」里山の宝物だ。

 この山菜を、特に山間地域の直売事業のキラーコンテンツとしてとらえ、スポットを当てた。

山の商い=直売事業の一つの原型

 全国各地に春の山菜を目玉商品にする直売所は多数存在する。季節になるとそこに希少性が高い山の幸を求めて人々が集い、採り方・見分け方・食べ方・貯蔵の仕方などを教え合って、好みのものを購入する。

 この人々の到来を楽しみにして、出荷者は野山を駆け回って各種山菜を収穫し、直売所に持ち寄る。「足が痛い」「腰が悪い」と言っていた高齢者も山に入り込み、「この時期に稼ぐ!」と心に決めた壮年組(近年若者層も増えているらしい)が豊富な山の恵を郷におろす。

 こうした営みは、直売事業が始まって以降一貫して続けられている山の商いの形であり、一つの原型である。

高齢化・物量の減少を越えて

 直面する課題は、採取者=出荷者の高齢化と減少(激減)、出荷される山菜の減少、食べ方を知らない消費者の増大と食文化の継承などだ。それを超えるためにどのような取り組みがなされているか? いったいどんな山菜が直売所の店頭に出回り、どのようにしてそれが売られ、いかにして昔からの調理法(新しい食べ方も含めて)が伝えられているか?―山菜王国・山形県を中心に全国から情報を集めて一挙掲載した。

 取り扱いが多い「山菜といえばここ!」といわれる直売所を訪問し、昔ながらの楽しい山菜まつりの話などを聞いた。イタリア料理の世界で独特の世界観を確立しているシェフの調理に賭けた思いや、専門家である大学教授の学術的な見識も聞いた。食文化や食育との関係性、出荷量が激減する中で挑戦されている栽培のあれこれ―などにも触れている。

「目眩く」山菜を追いかけると、「目眩く」直売事業にたどり着く。そんな思いを共有していただければ幸甚である。(産直コペル編集長・毛賀澤明宏)

 

「幻のメロン」を作る

出典:マイナビ農業
 

トリプルフェイスのメロン農家

 甘くみずみずしい味わいで人気を集める、鹿児島県南九州市川辺町の「川辺メロン」。かつては多くの生産者が手掛けてきた地域の特産品だったが、栽培にかかる労力の大きさなどから、多くの生産者が撤退。現在は13戸が手掛けるのみで、地域の直売所でもわずか1カ月ほどしか出回らない「幻のメロン」だ。
 その数少ない生産者の一人が、高校教師として勤務する傍ら、メロン農家としても活動する通山きみこさん。

背中を押した、地域住民の協力

 甘くてジューシー、まるで天使の肌のようなやわらかさの“岡山白桃”を贅沢にまるごと1個使用!みずみずしい桃の中には生クリームで軽やかに仕上げたカスタードクリームをぎゅっと。隠し味に練乳を加えコクがアップした、くちどけの良いミルキークリームと合わせました。今が旬の特別なパンケーキです。通山さんのもう一つの顔が、メロン農家だ。手掛けるのは、作り手がきわめて少なく、市場ではほとんど流通しない「川辺メロン」。ただでさえ多忙で知られる高校教師の仕事に加え、温度管理や水管理に手が掛かるメロンを栽培期間中農薬不使用の方法で育てる。これを土地もコネも農業経験もない状態から、国やJA の補助金を一切受けずに始めたというから驚きだ。

「毎年6月になると、川辺メロンを栽培していた親戚から送られてくるのが楽しみでした。そんな親戚も70代に差し掛かり、『いつまで作れるか分からんど』とぽろっとこぼしたこの一言が全ての始まりです。そんな中、親戚から技術を継承するなら今しかないと、まずは夫が栽培方法を学び始めました。」

 親戚から栽培方法を学びながら、まずは自宅近くの畑で、家族や親戚で食べるだけの量を露地栽培で作り始めた。高校教師としての勤務時間は8時20分から17時過ぎがコアタイム。平日は3~4コマの授業や担任業務をこなし、退勤後は夏場で20時過ぎまで、冬でも18時半ごろまで、夫婦で農作業に当たっている。

補助金が下りない。「ならば自己資金で」と一念発起

 現在は主に高校教師とメロン農家のダブルワークをする通山さんだが、当初は教師を辞め、夫と一緒に新規就農するつもりだった。そうしなかった理由に、自身が望む農業と行政から求められる農業のギャップがあったと通山さんは振り返る。

 就農に際して、当時の青年就農給付金(現・農業次世代人材投資事業)申請のため、経営計画書を持って地域振興局や市役所に赴いたが、そこでの見解はいずれも「メロンはもうからないからやめた方がいい」「栽培品目がメロン一つだと申請は通らない」というものだった。

「(栽培品目は)メロンじゃないほうがいいのか、とブレたこともありましたが、地域の方々の後押しもあって『メロンを守りたくて農業を始めるのだから、作れなければ意味がない』と思い直しました。補助金が受けられないのならばと、教師を続けながら、自己資金でメロンのハウス栽培を始めることにしました」

ダブルワークを可能にした、DIYのハウス自動化

 メロン栽培が「手が掛かる」とされてきた最大の理由が温度管理の大変さだ。「例えば、メロン栽培では雨が降ったらハウスを閉め、暑くなったら逆に開けてあげる必要があるため、一度植えてしまったら、もうどこにも出かけられません」(通山さん)

 教師として勤務する間は、当然ながら畑に顔を出すことができない。そのため、ハウスの温度管理の自動化は避けられなかったが、「導入するにしても、値段を考えたら厳しい。大きなビニールハウス用のシステムはあったとて、トンネルハウスの規模で自動化するシステム自体、私が探す限りありませんでした」と当時を振り返る。

 ここで手を差し伸べてくれたのも、地域住民だった。「日曜大工が趣味の郵便局長さんが『(ハウスの自動化は)やったことはないけど作ってみよう』と一緒になって考えてくれたんです」

 試行錯誤の末に完成したのが、トンネルハウス内の温度計が25度以上になると、巻き上げパイプがビニールを巻き上げ、それ以下になると巻き上げたビニールを戻すシステム。

 経費はホームセンターやAmazonで購入した材料費の約2万円のみ。気温の高い時期や梅雨の時期でも、このシステムにハウスの管理を任せて、気兼ねなく学校に出勤することができている。

 

小玉スイカなら空中栽培にピッタリ

出典:現代農業

 

【タネごと食べられるスイカ
「ピノガール」のアイデア栽培】

 「カボチャの空中栽培が、スイカでもできるのでは?」と思い付いた筆者。大玉スイカならキュウリ用の支柱とネットでは重さに耐えられないけど、小玉なら大丈夫。そこで、タネまで食べられる小玉スイカ「ピノガール」で空中栽培をはじめました。空中栽培なら、防除や収穫の見落としもなく管理がしやすい!

小玉品種ならできるじゃん

 大学を卒業後、会社に勤めていましたが、10年前に父親が亡くなったのを機に就農しました。

 近年、猛暑の影響でみんな食べたくなるのか、直売所で小さいスイカが人気です。この人気に乗ろうと管理や病害虫予防がしやすいスイカの栽培方法を考えていたとき、父親の代からやっていたカボチャの空中栽培が、スイカでもできるのではと思いつきました。

 もし、大玉スイカならキュウリ用の支柱とネットは重さに耐えられないでしょう。でも、小玉なら大丈夫だと思い、3年前からスイカの空中栽培を始めました。最初は小玉スイカなら何でもいいと思っていましたが、家族からタネが気になるといわれました。いい品種を探していたときに、タネまで食べられるピノガールを知り、2年前から栽培しています。

防除や収穫の見落としがない

 3月下旬から育苗を始め、5月中旬に定植します。キュウリの露地栽培と同様に、アーチパイプを立ててキュウリネットを設置し、アーチの片側に植え付けます。あとは、つるがのびてきたらネットに誘引するだけ。

 この栽培のメリットは管理がしやすいことです。つるがトンネル状になっているので、農薬がしっかりかかり、通風性がよいためうどんこ病などの発生が抑えられます。また、果実の収穫適期を逃すことがない。ぶら下がっているので、目視での確認がカンタンです。ほかの作業も腰を曲げなくていいので、体への負担が軽減できます。気を付けるところは強風で花が飛んだり、つるや葉が切れたりすることです。畑の周りにソルゴーを植えて、防風に努めています。

直売所でよく売れる

 空中栽培でとれたピノガールは1玉約800円で売っています。小玉で食感がよい。甘くてタネが小さくそのまま食べられるので、JAの直売所で好評。手応えと魅力を感じています。昨年は約60本定植。つるは放任で反対側につる先がついたら摘心するやり方で、2㎏弱のスイカが3~4果とれました。ピノガールの売れ行きがいいので、今年は100本に増やしたいと考えています。また、1株あたりの収穫量アップのために、限られたネットの中でもできるだけつるを広げられるように少し株間を広げたいと思っています。
 収穫終盤のピノガール。玉がアーチパイプの内側にぶら下がるので管理がラク。カボチャも同様に栽培。

 

食品業界の「#食べ物を棄てない日本計画」

出典:マイナビ農業

 

食料廃棄の実情と現在行っている取り組み

 世界の中には飢餓が深刻に進んでいる地域があり、食料危機の問題も何年も前から専門家たちが警鐘を鳴らしています。その一方で、まだ食べられるのに廃棄されている食べ物が大量にあります。そんな食料廃棄をなくそうと「#食べ物を棄てない日本計画」を立ち上げたのが、株式会社ブラウンシュガーファーストです。

食料廃棄が当たり前の食品業界の1/3ルールとは?

 荻野さんが、食料廃棄の現場に初めて直面したのは、創業したばかりでカフェの経営を行っていたときのことです。毎朝手作りマフィンを一定の数だけ焼いて店頭に並べていましたが、売れ行きによって、追加で焼く日もあるし余ってしまうこともあったそうです。

「余ったものは冷凍して自宅で食べていたのですが、それでも食べきれないときは棄てていました。せっかく手作りで、材料にこだわっているのに、棄てるのがもったいなくて嫌で仕方ありませんでした」と荻野さんは語ります。

 その後、食品メーカーとして食品流通の世界に入った荻野さんは、加工食品には「1/3ルール」という慣例があることを知ります。1/3ルールとは、メーカーや卸が小売店へ納品できるのは、製造日から賞味期限までの期間のうち、最初の1/3までとするものです。

 たとえば、賞味期限が12ヶ月の商品の場合、製造から4ヶ月以内に小売店へ卸すことができないと、賞味期限まで8ヶ月近く残っているのに、廃棄という選択肢が目の前に迫ってくることになります。商品の鮮度を保ち、安全で安心な商品を届ける目的で始まったもので、食品業界で広く普及している商習慣です。

「厳しい1/3ルールに従うと、数ヶ月間も賞味期限があるのにも関わらず、多かれ少なかれ廃棄せざるをえないものが出てしまいます。まだ食べられるからと言って、そのまま保持しようとしても、倉庫代がかかるし、食べるにも食べきれない。ディスカウントストアに売るとブランドの価値が毀損するし、既存の小売店にも迷惑がかかってしまいます」。
続きを読む »

ナシは若木にだけ肥料袋で株元かん水

出典:現代農業

 

スポットかん水で少ない水を効率よく

 最近の夏は暑すぎる。でも、大丈夫。「流し込みかん水」「スポットかん水」「酸素かん水」などのワザをもってすれば、高温・干ばつに対抗できる。

若木は干ばつに弱い

 ナシの苗木や若木は、成木よりも根量が少ない(根域が狭い)ので、干ばつの影響を受けやすくなります。根からの水分の供給量が少ないことから、若木に着果させても果実が肥大しにくいのは当然です。

 わが家は今も昔も基本的にかん水は雨まかせですが、樹が大きくなり根量が増えてから着果させるのでは、経営を考えると遅すぎます。そこで、数年前からは植え付け3~5年目の若木を中心に、肥大最盛期(満開後90日以降)にかん水して果実肥大を促しています。

水が土中へ浸み込むかん水法

 ホースで散水したこともありますが、現在は肥料袋を使ってかん水しています。わが家の園地は緩やかな傾斜のある粘土質土壌で、干ばつ時には地表面が硬くなり、散水しても水は土中へ浸み込まずに地表面を流れてしまうからです。園地全体でなく若木にだけかん水するために思いついた方法でしたが、散水よりも少ない水量で、若木の株元へ確実にかん水できています。

 植え付け3年目の若木でも、優良な長果枝が確保できれば通常どおり着果させます。なかには30果ほど着果させる樹もありますが、最終的に成木と遜色ない果実を収穫できるので、かん水の効果は出ていると考えています。(栃木県那須烏山市)

 

つがりあんメロンとは

出典:青森オリジナルメロン生産連絡協議会.

 

 青森オリジナルメロン生産連絡協議会が推奨している「アムさん」「ホームビレンス」「アーバンデリシャス」「スウィートルビー」「ハニーゴールデン」「レノン」の6品種の総称で「津軽で生まれ、津軽で育ったメロン」という意味です。アムさんはハウスでのみ栽培され、完熟状態で収穫されています。その他の5品種はハウス、トンネルで栽培され、温度管理・水管理などを徹底して行っています。また、つがりあんメロンは定植から収穫、出荷まで弘果弘前中央青果(株)の指導のもと栽培され、収穫は糖度検査を行い、全品種糖度15度以上(アムさんは16度以上)を目安に収穫しています。

”甘くてジューシ―” アムさん

 皮の色は黄色で、果肉部分は緑色。完熟で収穫するため食べられる部分が厚く食べ応えがあります。肉質は柔らかく皮際まで柔らかいため皮のすぐ上まで食べられます。また、果汁も多く良い香りがあり、甘くてジューシーなメロンです。

収穫:6月上旬~7月下旬
食べ頃:完熟状態で収穫するため、追熟の必要はなく、すぐに食べられます。日持ちはしないためお早めにお召し上がり下さい。

”贅沢な甘さ”ホームビレンス

 皮の色は白色で果肉は緑色。果肉は厚く、果汁が多く滑らかな肉質で発酵性もほとんどありません。日持ちが良く、贅沢な甘さのメロンです。

収穫:7月上旬~8月上旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

”洗練された甘さ”アーバンデリシャス

 皮の色は濃緑色で果肉は厚く緑色。糖度が高く、肉質も安定していて日持ちも良い、洗練された甘さのメロンです。

収穫:7月上旬~8月下旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

”甘さたっぷり”スウィートルビー

 皮の色は灰緑色で、果肉はやや薄いオレンジ色。糖度が高く、日持ちの良い甘さたっぷりの赤肉メロンです。

収穫:7月上旬~8月下旬
食べ頃:追熟が必要です。他の品種に比べても日持ちが良いため追熟期間も長くなることがあります。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

”爽やかな甘さ”ハニーゴールデン

 薄灰色で、果肉は厚く淡黄緑色。肉質は滑らかで、さわやかな甘さのメロンです。

収穫:8月中旬~9月下旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

”ほんのりとした甘さ”レノン

 皮の色は灰緑で、皮際まで赤く鮮やかで果肉が厚く、肉質もなめらかで日持ちがよく、食べ応えのあるメロンです。

収穫:7月上旬~9月中旬
食べ頃:追熟が必要です。おしりを押して柔らかくなった時が食べ頃です。

成分・効能

  • 高血圧予防
  • コレステロール低減
  • 美肌効果
  • 抗がん性
  • 脳卒中・心筋梗塞などの予防
  • 利尿効果
  • その他の効果:メロンにはカロチンやビタミンCが多く含まれています。カロチンは、産地や栽培方法で異なりますが、100g中70μg~450μgと高い値で含まれています。ビタミンCは露地メロンで40μgとグレープフルーツや夏みかんと同量に含まれています
  • お見舞いに使われる理由:メロンは少量で高いエネルギーを持っているため、病中病後のパワー回復にはもってこいの果物です。成人病一般手術後に良い果物として皆様から親しまれています。

 

モモ収穫

屏風山のスイカ初競り 1玉20万円も

出典:Web東奥

 

青森県のスイカは砂丘地帯が主産地で、屏風山地域を中心とする日本海側の一帯で県内の8割以上が生産されています。

 青森県つがる市の屏風山蔬菜(そさい)生産組合が商標登録しているスイカ「屏風山西瓜(すいか)」の初競りが13日朝、五所川原市の五所川原中央青果で行われた。出荷された2品種のうち、「紅まくら」は等級「秀」の階級6L1玉が20万円の最高値を付け、過去最高だった昨年の15万円を上回った。

 同組合の野呂勝人副組合長(61)がハウス栽培した「紅まくら」と「金色羅皇(こんじきらおう)」計96玉を出荷。

 野呂副組合長によると、3月29日に定植を始めてから順調に生育したが、5月下旬ごろから低温や日照不足が約2週間続いたため、玉伸びにやや影響が出たという。

 競りが始まると、買い受け人が次々と競り落とした。金色羅皇の最高値は等級「秀」の階級6L1玉の5万円だった。

 横山治彦組合長(64)は取材に、1株1果どりにこだわってきた栽培方法が奏功したとし、「低温の影響を受けたけれど、紅まくらの20万円は生産者の励みになる。他のスイカよりやや糖度が高めで食べやすいので、ぜひ手に取ってほしい」と話した。

 同組合によると、ハウス栽培したスイカの出荷は6月末ごろまで。その後は露地物に切り替わる見通し。

— 青森県のスイカ —

 県内では縞王系、縞無双系、祭りばやし系、姫甘泉、ひとりじめ系、紅まくらなどのスイカが生産されています。その中でも多く生産されている縞王系は、果肉の発育が良く、肉質がきめ細かくしまっており、日持ちも優れています。

 

今が旬の夏野菜で夏バテ熱中症を予防

出典:仙台産業医科診療所

 

野菜は旬の時期に一番栄養価が高く、その時期に身体に必要な栄養素が詰まっています

「夏野菜」の特徴

  • たっぷりと水分を含み身体を冷やします
  • 過剰な塩分を体外に排出するのを助け、むくみを解消し、滞った代謝を促進する「カリウム」を多く含みます。
  • 皮膚や粘膜を保護し、ウイルスから身体を守り夏風邪にも効果的な「ビタミンA」や皮膚の結合組織を作るコラーゲンの合成を助ける「ビタミンC」、メラミン色素の沈着を防ぎ皮膚を健やかに保つ「リコペン」を豊富に含んでいます。
  • トマトやキュウリ、パプリカ、みょうが、青じそなど生で食べられるものも多いので、夏に不足しがちな栄養素を簡単調理で補給できます。
  • 夏野菜には日本料理で大切な「季節感」を出す“五色”がそろっていますので、理にかなっています。

キュウリ
水分とカリウムを多く含んでいます。ビタミンCを壊してしまう酵素が含まれていますので、酢の物で食べるのがベスト

トマト
抗酸化作用のあるリコぺン、ビタミンCがたっぷり。ビタミンEが豊富なオリーブ油を使う料理がベスト

ピーマン
ビタミンA、Cが豊富。ビタミンAの吸収率が高まるので油で炒めて食べるのがベスト

ゴーヤ,モロヘイヤ、つるむらさき
ビタミン、ミネラルをバランス良く含んでいます。カリウムも多く、特にビタミンA、Cが豊富。モロヘイヤはカルシウムも多く含み栄養価の高い野菜です。

  • 炭水化物の代謝に必要なビタミンB1を多く含む豚肉や卵、豆腐を使った「ゴーヤチャンプルー」は、夏に必要な栄養素をバランスよくとれる優れものです。
  • バランスよくとれる優れものです。を使った「ラタトゥイユ」、「夏野菜カレー」もおすすめです。

腸を温める
 身体を冷やす食べ物ばかりや、冷たい飲み物だけではお腹を冷やし体調を崩しやすいので、バランス良く温かいものも食事に取り入れましょう。
 また発汗作用のある生姜やにんにく、唐辛子、カレー粉などの香辛料の使用は食欲増進や冷えの改善にも効果的です。

 
 

タケノコ王「風岡たけのこ園」は7月21日閉店

出典:読売新聞

 

農業人の声を発信

 「タケノコ王」としてバラエティー番組で活躍する風岡直宏さん(50)が、静岡県富士宮市長貫の直売店「風岡たけのこ園」を21日に閉店し、芸能活動に本腰を入れる。富士宮市に今後も住みながら、芸能プロダクションに所属し、「芸能界で旋風をまき起こしたい」と意気込む。

 「休みなく体を酷使し、所得は平均並み。子供にはとても引き継げない」とタケノコ農業からの引退を決めた風岡さん。当初は9月1日まで営業を続ける予定だったが、店を担う家族の入院が決まり、閉店を早めた。

 進路は悩んだ末の決断だった。「自分のルーツは農業。農業人の声を代弁したい」と、政界進出に関心もあったが、「芸能活動を通して、農業人の声を発信していくのが最もふさわしい」と思った。ただ「タケノコをやめた自分に、芸能人的な商品価値があるのか」と不安もあるが、持ち前の突破力で挑戦することを決意した。

 富士宮で生活しながら、芸能活動ができることも、決断の一因になったという。「富士宮は、新幹線の駅にも、高速道路のインターチェンジにも30分あれば行ける。立地がいい場所」と笑う。これまではプロダクションに所属せずに、タケノコ探しのバラエティー番組などに出演してきたが、今後はプロダクションに所属し、田舎暮らしの芸能人として、特産品のタケノコと、地域そのものを宣伝していきたいと意気込む。

 21日は午後3時から、店の看板を自分の手で取り外す体力自慢らしいパフォーマンスで、営業最終日を締めくくる予定だ。閉店間近の店には、桃や風岡さんが捕まえたカブトムシ、運が良ければ真竹のゆでタケノコなどが並ぶ。風岡さんは「うちのタケノコのファンだった人たちに、閉店前にあいさつをしたい」と最終日を楽しみにしている。

テレビで活躍のタケノコ王・風岡直宏さん「やり切った」、農家引退へ…「沸騰ワード10」などで人気者に