Daily Archives for 土曜日, 7月 2024

自然栽培みかんと一般みかんの生育の違い

出典:自然果樹園

 

自然栽培温州みかんとは?

 柑橘王国と呼ばれている熊本県の中でも、玉東町は「みかんと史跡の里」をキャッチフレーズとしているほど有名なみかんの産地。

 玉東町では数多くのみかんの品種が栽培されていますが、ほとんどが農薬を使用して育てられています。

 果樹栽培において、農薬や肥料の使用はもはや常識です。これらを使用しなければ、虫や病気がはびこってしまうと考えられているからです。

 そのような中、温州みかんの栽培歴40年以上の池田さんは、現在では農薬や肥料を使用しない自然栽培でみかんを育てています。

 池田さんの自然栽培の最大の特徴は「草との付き合い方」。

 一般的にみかん園では除草剤を使用しますが、池田さんは除草剤を使用せず、さらには草を刈らず、倒すだけの方法で農園管理をしています。

 また、池田さんのみかん園にはクモ等多様な生物が棲みついています。クモは他の虫を食べてくれる益虫となって農園を守っているんですね。この点も池田さんの農園の特徴の一つです。

干ばつを受けた熊本の温州みかんの出来は?

 実はみかんの出来は、前年の10月頃にどれほど花芽が付くかで、おおよそ決まるといわれています。

 熊本では、昨年9月から10月に起こった干ばつにより、たくさんのみかんの花芽がダメージを受けてしまいました。そのため今年は花がほとんど咲かず実も成らなかったため、今年は温州みかんの収穫量が非常に少なくなりました。

 実際にみかん園が並ぶ山を見ると、例年は黄色やオレンジに色付いているみかんが見えるのですが、今年は少ないのが一目で分かりました。

 そのような中、農薬や肥料を一切使用しない池田さんの温州みかんはどうなっているのか。実際に池田さんの農園を訪れて見させて頂きました。

自然栽培温州みかんの出来はどうだったのか

 池田さんの自然栽培温州みかんの出来を見せていただきましたが、なんとしっかりみかんの実が色付いていました。

 池田さんの農園でも、同じくやはり干ばつは受けています。では、他の農園と何が違うかというと、土壌の水分がしっかりと保たれていた点だと推測しています。

 池田さんは草を刈らないので、土壌には水分が保たれています。そのため、みかんは乾燥に耐えることができ花芽にダメージを受けなかったのでしょう。

 池田さんの自然栽培温州みかんの樹は、土壌環境が異なっているために異常気象に対する抵抗力があるんですね。
続きを読む »

上園地