出典:web-Komachi
『サンふじ』をお届け!
長野県は全国2位の生産量を誇るりんごの名産地。なかでも山ノ内町は、県内でダントツの農林水産大臣賞受賞者を輩出しており、品質の裏付けがされている説得力のある産地といえます。
そんな山ノ内町の山間にある「りんご園湯本」の湯本将平さん。「品質と旨さは比例する」という彼の栽培したりんごは、農林水産大臣賞をはじめ数々の品評会にてこれまで5つのタイトルを獲得し、数多くの賞を受賞。その理由は、地域で長年培われてきたりんご作りに必須の高い栽培技術にあります。そして、志賀高原をバックグラウンドとした冷涼な気候と雪解け水の流れ込む風土が格段にりんごをおいしくするのです。
りんごの代表的な品種といえば「ふじ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。甘みと酸味のバランスがよい品種ですが、「ふじ」と「サンふじ」には栽培方法に大きな違いがあります。
「ふじ」は果実が小さいうちに、一つひとつ袋をかける有袋栽培。収穫直前に袋をとり集中的に日光に当てることで、贈答用にぴったりの目にも美しいりんごに仕上がります。
「サンふじ」は袋をかけずに日光をたっぷり浴びて育つ無袋栽培。完熟すると蜜が入りやすいのが特長です。
長野県山ノ内町の山間にある「りんご園湯本」の代表を務めるのは湯本将平さん。農林水産大臣賞や農林水産省生産局長賞などこれまで5つのタイトルを受賞。寒暖差の激しい志賀高原の麓に200平米の土地を有し、約10品種のりんごを栽培しています。
「町内はバケモノ級のりんご職人だらけ」と湯本さん。山ノ内町全体で高い技術を共有し、当たり前のように日々の栽培管理に導入されています。地域には若手の仲間達が多く、共に更なる品質の高みを目指して取り組みをしています。
艶やかな赤にも魅了される「サンふじ」。素質の良い枝から作られた花芽に実らせることにより完熟したおいしいりんごに仕上がります。