出典:女性自身
フランスでまったく生産していない
日本の和梨と違って、食感もとろりとした舌ざわり。熟すと芳醇な香りが漂い、あふれる果汁と甘くて上品な味わいはまるでスィーツのよう。
店頭にラ・フランスがたくさん並ぶ高級スーパーに聞いてみると、ラ・フランスのほとんどが山形県産だとか。
「ラ・フランスは、実は原産国であるフランスでは1900年代初頭にはほとんど作られなくなっています。」
その理由は、ほかの洋梨に比べて実をつける期間が1カ月ほど長いこと。病気にかかりやすく手間がかかることだという。
ヨーロッパの気候がラ・フランス栽培には不向きなこともあり、現在ラ・フランス栽培をしているのは“世界中でも日本だけ”。ラ・フランスは、オレンジやレモンのような輸入品ではなかったのだ。
「ラ・フランスは、洋梨の品種の一種。その名の通り、フランス生まれの洋梨です。
1864年にClaude Blanchet(クロード・ブランシュ)氏が発見し、その美味しさに感動! フランスを代表する果物にふさわしい、と絶賛したことから「ラ・フランス」と名付けたといわれています。」
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