アキノノゲシ(ワイルドレタス)

出典:アキノノゲシの採取と食べ方

あっさり風味 アキノノゲシの採取と食べ方
アキノノゲシの特徴

野原や道端などに見られる雑草。
アキノノゲシは稲作が伝わった頃に渡来した帰化植物と考えられています。

草丈は高いもので2mとなり、人の背丈を越える大型の野草です。
葉は10~25cmでタンポポのような深い切れ込みがあります。
葉や茎を傷付けると粘り気と苦味のある白い乳液を出します。
夏から秋にかけて、茎先に2~2.5cmほどの淡黄色の舌状花を咲かせます。
花は日中開花し、夕方には閉じます。

アキノノゲシの食べられる部位と採取時期

5~8月に伸びる新芽や若葉が食用になります。
大きく生長したものも、先端部の柔らかい葉を使うことができます。

他の雑草と見分けがつかない場合は、花の時期に場所を覚えておきましょう。

アキノノゲシの調理方法

若芽、若葉:おひたし、和え物、サラダ、漬け物、天ぷら、煮物、スープなど

したごしらえ

 
採取時に出る粘り気のある乳液は苦味があるので洗い流します。
苦味には個体差があるので、かじって確認しても良いです。
しっかり苦味を除きたい場合は、食べやすい大きさに切って熱湯で30秒ほど茹でます。
茹でる時は若芽や若葉が飛び出さないよう、全体が浸かるようにします。
その後何度か水を交換し、一晩さらします。

①おひたし 
したごしらえをしっかりすれば苦味は少なくなり食べやすくなります。
淡泊でシャキシャキした食感。

②天ぷら 
生のまま衣をつけて天ぷらに。
味が淡泊なので、天つゆなどで味付けをして。

③サラダ 
アキノノゲシは生食もできます。
歯触りはレタスのようなので、サラダにも合います。
葉先の方は苦味が少ないですが、やはり水にさらしてから使いましょう。

精神が穏やかになり安眠効果あり