出典:マイナビ農業
出荷時の野菜に土やホコリ、虫などが付着していないか、気になったことはありませんか?水をかけただけでは、表面上はキレイになっても、本当に「清潔」な食品になったわけではありません。目に見えないところに様々な汚れや虫、菌などがついていることもあるのです。そこで今回ご紹介するのは、野菜・果物専用の洗剤『野菜キレイNEXT』。ますます高まる安心・安全な食品のニーズに応えるだけでなく、簡単に使えて現場の省力化にも貢献する専用洗剤の決定版です。
「土がついているのは産地直送、美味しい証拠」
「虫がいるのは安全だから」
そんな考えが通用したのは、今は昔のこと。「買った野菜に虫が入っていた」という画像や動画がSNSで拡散され、スーパーや飲食店などが説明に追われる、というニュースを耳にしたことはありませんか。
また、コロナ禍を経て消費者の食の安全への意識がより高まり、「食品の清潔感」は以前に比べてより強く求められるようになっているのです。
消費者の心理が変化しているだけでなく、2022年には農林水産省からも「野菜の衛生管理に関する情報」として、生産段階での野菜の衛生管理についての新たな指針が発表されました。
そこには「体の表面や、周りの空気や土壌などの環境には、目に見えていなくても微生物がいます。(中略)食中毒や、野菜の病気・腐敗の原因となる有害なものもいます」と土などが付着することの危険性が明記されており、「野菜の生産に携わる方へ」という項目では野菜の種類や生産場所、条件に合わせた衛生管理の取り組みが必要として、非常に多くの項目が指針やチェックポイントとして書かれています。
いずれも細かく厳格です。日々様々な作業に追われる生産者にとって、新たに日々のチェックを増やすのはとても大変。それに、どれだけ気をつけても土や虫などは野菜に付着してしまうことがあります。
そこで発想を転換。細心の注意を払っても土や虫などが着いてしまうなら、付着後に清潔に洗い流せばいいのです。
そこで、効率よく洗い流せる野菜専用の洗剤があります。今回ご紹介するライオンハイジーン株式会社の『野菜キレイNEXT』です。
「想像以上にカンタンでした。『野菜キレイNEXT』を入れた水にアスパラガスをざぶざぶ通すだけでしっかり土や汚れが取れて、キレイになりました」
アスパラガスは、農園内で人の手と目で選別され、検品された後、パッケージに入れられて出荷されます。「効率を重視して可能な限り自動化を行っていますが、人にしかできないこともあります。中でもアスパラガスの見た目や清潔感をキープするには、どうしても人の手と目が必要。最盛期の5月中旬以降の梅雨などは圃場で泥水がはね、アスパラガスに土が付着します。そのままでは出荷できないので、1本ずつていねいにタオルで拭き取ります。通常の何倍もの時間と手を取られるので、効率化できないかとずっと悩んでいました」と話す佐藤さん。
土が付着していると、見た目が悪いだけでなく、アスパラガスが傷んで日持ちも悪くなるといいます。同様に虫が着いたままでもアスパラガスは傷みます。
そのため、土や虫は見つけるたびにしっかり拭き取らねばならず、収穫期と梅雨が重なることから、忙しいときほど負担になっていたと佐藤さんは話します。
「野菜専用の洗剤があると知らず、『洗う』という選択肢は考えたことがなかったので、『野菜キレイNEXT』でどれほど効果が上がるか、実は半信半疑でした」と正直に話してくれた佐藤さん。「たまたま作業場でアスパラガスがこぼれ土や汚れがついたので使ってみることにしたんです」。
実際に使って見た初めの印象は、想像以上にしっかりと汚れが落ちること。そして、なにより簡単に洗えたことに驚いたそうです。
「アスパラガスに艶が出て、見た目も美味しそうになった気がします。泡が立たないし、水切れもいいので、洗った後も楽。これで虫も取れるならよりいいですね」と満足そうな佐藤さん。「『野菜キレイNEXT』で洗う工程を加えれば、検品や拭き取りの省力化ができる、と可能性を感じました」。出荷作業に組み込めないかと、オペレーションをすぐ考え始めたそうです。
佐藤さんは「どんなに高品質の美味しい野菜を作っても、選ばれなければ消費者にその良さは伝わりません。選ばれる大きな要素が見た目。清潔感や安心・安全をパッと見て感じられるかどうかということ。ただ洗浄に取り組むとしても、栽培に注力できるだけの手軽さが必要ですから、その点で『野菜キレイNEXT』は活躍してくれそうです。特に、加工場を持っていて、六次産業化に取り組んでいる農家さんにはおすすめですね」と話していました。