レンゲソウ

分 類
野 草
分 布
日本全国のやや湿った環境を好む
採り方
花が開く前の若芽や若葉、つぼみ、花
食べ方
おひたし、和え物、煮びたし、炒め物
汁の実、天ぷら
ジャム、シロップ漬け、花酒、民間薬
増やし方
種、株分け


出典:LOVEGREEN

 レンゲソウ(蓮華草)といえば、春のピンクの絨毯のような、満開の様子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。マメ科の植物であるレンゲソウ(蓮華草)は、根に根粒菌を共生させているので、土中の窒素を根に蓄えて土壌を肥沃にするという性質があります。この特性から、以前は休耕中の田畑を肥沃にする目的で植えられていました。また、花後はそのまま田畑にすき込んで緑肥としても使用されていました。化成肥料が使用されるようになった最近では、春に一面ピンクの絨毯のようなレンゲソウ(蓮華草)畑を見かけることも少なくなりました。

 レンゲソウ(蓮華草)から作られるレンゲ蜂蜜も有名です。春の田畑一面にレンゲソウ(蓮華草)が植えられていた頃は、レンゲソウ(蓮華草)は大切な蜜源でもありました。クセがなく、食べやすいレンゲ蜂蜜は今でも人気のある蜂蜜の一つです。

 肥沃な土壌で育てたレンゲソウ(蓮華草)は、葉の色がきれいで、花数も多くなります。花を楽しんだ後のレンゲソウ(蓮華草)はそのまま土に漉き込めば緑肥となります。レンゲソウ(蓮華草)のお陰で肥沃になった土壌は、新しく違う植物を育てて楽しむことができます。


レンゲソウ