ヨブスマソウ

分 類
山 菜
分 布
北海道、北関東以北の本州
山中の林中や谷間の少し湿った場所
採り方
若芽と茎
食べ方
おひたし、和え物、煮びたし、卵とじ
生のままでも天ぷら、掻き揚げ
汁の実、油炒め
増やし方


出典:Gemini

 ヨブスマソウ(夜衾草)は、キク科コウモリソウ属の多年草です。日本全国の山地の林内や沢沿いなどに自生し、高さは2メートルを超えるものもあります。

特 徴
  • 葉: 大きな三角形で、長さ・幅ともに約40センチメートルにもなり、翼のある葉柄が特徴的です。
  • 茎: 直立し、太く、中空です。
  • 花: 夏に、茎の先端に黄色の小さな花を多数咲かせます。
  • 食用: 若葉や若い茎葉は山菜として食用にされ、アイヌ文化では茹でて食べられていました。
  • 利用: 大きく成長した中空の茎は、水を噴射させたり、笛にして音を楽しむ遊具としても利用されていました。
名前の由来

 大きな三角形の葉が、夜具の衾(ふすま)に似ていることから名付けられたという説があります。
 ムササビの古名である「ヨブスマ」に葉の形が似ていることから名付けられたという説もあります。

その他

 地域によっては「ボウナ(棒菜)」とも呼ばれています。
 おひたしにすると、シドケに匹敵するほど美味しいと言われています。


ヨブスマソウ

ヨブスマソウ