最初は市販の鍬を買ってみた。しかし、自然薯の掘りっぱなしの穴にはまってズボンの股を裂いた穴は分かるが、掘ったことのない者にとって、どういう風に鍬を使ってあのような穴を掘ればいいのか?皆目見当が付かない。掘るといっても、鍬は、少しRがかかっていて15センチ位の幅で40センチ位の長さの鉄の板に2メートル近い木の柄が付いているだけである。スコップの形とは程遠いし、どうやって穴を掘るのか分からない。そこで、物干し竿としてしばらくは使用していた。
余談になるが、スコップで掘っている人に出会ったことがある。その人は1日1本掘れればいいと思っているそうで、ゆっくりと自分の体全体が入って掘り進められるだけの大きな穴を掘っていた。当然深く掘るので、階段をつけてのんびりやっていた。そういう人もいるのだと、変に感心したこともあった。掘り方、考え方も人それぞれである。 続きを読む »