近所の公園でどんぐりを拾って、おいしくいただく

小さいころ、よくどんぐりで遊んだものです。

 小学生のころ、よくどんぐりの殻でどんぐり笛をつくって遊んだものです。どんぐりゴマなんてのもありますね。懐かしい思い出です。

そもそも、「どんぐり」って何?

 一口に「どんぐり」といっても、その種類はさまざまです。一般的には、ナラ、カシ、シイなどのブナ科樹木の果実(堅果けんか)のことを、総称して「どんぐり」といいます。

 広義にはクリの実もどんぐりに含まれますが、今回クリは除外して扱います。

どんなどんぐりがある?
  • コナラ
  • クヌギ
  • シラカシ
  • スダジイ
  • マテバシイ
じつは食べられるどんぐり

 縄文時代の人々は、どんぐりをすりつぶして焼き、クッキーのようにして食べていたといわれています。

 ただ、多くのどんぐりには渋味しぶみがあり、面倒な灰汁あく抜きの工程を経ないと食べられません。

 しかし、マテバシイ、スダジイなどのどんぐりは渋味が少なく、灰汁抜きせずにそのまま食べることができます。

マテバシイを食べてみる

 縄文人も食べていたどんぐりの味、気になりますね。私、熊倉、実際に食べてみることにしました。

 今回は、手に入れやすく、大きくて食べ応えのありそうなマテバシイを食べてみます。次ページで紹介する食べ方は、私自身がひと月どんぐりを食べ続けて、編み出した調理法です。個人的にはおいしい食べ方だと思っていますが、個人視点の範囲内であることはご了承ください。

 どんぐりを拾う際は、できるだけツヤがよくずっしりしたものを選びましょう。殻にひびが入っていたり、土に埋まって腐りかけていたりするものは選ばないのが無難です。

 よく水洗いし、水に浮かんだどんぐりは取り除きます。水に浮かんだどんぐりは腐っていたり、乾燥しすぎていたりして、食べるには向かないことが多いです。

 洗浄が終わったら、プライヤー(ペンチに似た工具)で殻に割れ目を入れます。殻が割れれば、どんな道具でもいいですが、中身が崩れないよう慎重に。このとき、殻斗がついていた頭のほうを割るとうまくいきます。

 これを行わないと電子レンジの中で爆発して、悲惨なことになるので(なったので……)、この工程を忘れないようにしてください。

加 熱

 空いた牛乳パック(封筒でも可)にまとめて入れて電子レンジでチンします。目安は600Wで1分~1分20秒です。乾燥していたら加熱時間は少し短めに。

 指で触れる温度になったら殻をむき、薄皮をとります。殻が割りにくければ、適宜工具を使うとむきやすいです。

 どんぐりが冷めてしまったら、適宜追加で600W20秒弱加熱するとおいしくなります。この際、焦げやすいので注意しましょう。

 2つのどんぐりが角どうしで接するとプラズマが発生しかなり危険なため、チンする間は絶対に目を離さないようにしてください。 

 いざ実食!

 ……おいしい。

 干し芋をさらに硬くしたような、グミグミしたハードな歯ごたえがあります。噛むたびにクリのような素朴な甘みがしみ出てきて、ずっと噛んでいたくなる。このグミグミ食感はきっとマテバシイにしか出せない……たぶん!

 これはなかなか美味です。

 しみじみ味わっているといつの間にか、採ってきた分を全部食べきってしまいました。もっと採ってくればよかった!

 どんぐりは冷蔵/冷凍で保存することもできますが、時間が経つと味が悪くなってしまうため、食べる分だけ採集して都度食べきってしまうのがおすすめです。

 
出典:Qquizknock