浅植え&置くだけ定植

出典:現代農業Web

 

作業がらく
土壌病害に強い
根張りが良くなる

 普通、定植といえば、植え穴を掘って、苗を深く埋めて、土を寄せて……といった手順を踏みますが、この二つの植え方は違います。「浅植え」は文字通り根鉢が地面から飛び出るくらい浅く植えることで、『現代農業』でもたびたび取り上げてきました。「置くだけ定植」は近頃はやりの新技術で、植え穴すら掘らないので、浅植えの進化形ともいえます。これらがじつは、農家にとっても作物にとっても、いいことずくめなのです。

作業がラク、土壌病害が減る

 たとえば、「究極の浅植え 置くだけ定植」コーナーでは、大規模なミニトマト農家も大玉トマト農家も定植スピードが格段に速くなり、身体がラクになったと実感。しかも、青枯病や褐色根腐病など、トマトで問題になる土壌病害が減ったといいます。置くだけ定植で、根鉢が崩れ、太い根がむき出しになった姿は圧巻で、見るからに頑丈そうです。病気に強くなる理由は、本誌で『常識のなかの非常識 農業技術者の洞察』を連載し、このほど単行本『深掘り 野菜づくり読本』(農文協刊)を出版した白木己歳先生に詳しく解説していただきました。トマト以外でも、現在上映中の映画『百姓の百の声』に出演しているキュウリ名人・山口仁司さんが、経費も手間もかけない「ポットごと置くだけ定植」を紹介。他に、イチゴや葉物の記事もあります。

「浅植え」は不耕起栽培との相性もGOOD!

「根を鍛える 浅植え」コーナーでは、無農薬・無化学肥料でも「根洗い効果」でアブラムシや尻腐れに強くなると感じている農家が登場。浅植えはどうやら、2023年1月号で特集したような「不耕起栽培」とも相性がよさそうです。そして、一番の目玉はアメリカのゲイブ・ブラウンさんの「ジャガイモの超浅植え」。本誌で紹介して以来、全国に広がった技術ですが、今をときめく「耕さない農業」の旗手、ゲイブさんも昔から実践していて、今回直々にそのダイナミックな浅植えの方法を教えてくれました。

「ポットごと植え」にも注目

最後に「根を守る ポットごと植え」というコーナーもあります。土の中の病原菌を寄せ付けない、樹勢を調節するといったよさがあり、野菜の収量が倍増した話やミニトマトが一段目から甘くなる話など、どれも興味深い内容です。

 

前例のない『バナナの高地栽培』

出典:Ssumifru

 

非常識が生んだ革命的“高地栽培バナナ”

 現在、日本人が最も食べる果物「バナナ」は、明治・大正時代めったに食べられない高嶺の花でしたが、日本が日清戦争後に台湾を統治するようになり、日本との貿易が盛んになるにつれ、台湾産バナナも商品として入荷するようになったことで、大正後半~昭和に入った頃から消費者が食べることができるようになりました。それでも、お土産や病気の時などにしか食べられない特別な果物でした。

 1972年にいち早く「高地栽培バナナ」に着手。前人未踏の標高500~700mの「高地農園」は、低地農園とは大きく異なり、農園場所の選定・開拓、道路整備から始まり、水道設備や選果場整備、労働人材確保など、様々なインフラ整備に大変な労力と時間を要しました。さらに、バナナは熱帯作物であることから、朝の気温が低くなる高地で栽培をするうえで、土壌の特性を見極めていく以外に耐寒性・耐病性・生産性等についても様々な研究をしました。

驚くほどの美味しさと引きかえの、手間と時間

 高地では収穫作業も一苦労。収穫するバナナ(全房)は約35~50kgにもなり、収穫スタッフが1房ずつ丁寧に収穫し、収穫専用の棚にバナナを載せて輸送用のトラックまで運び、選果場へ。そして選果場で水洗い~箱詰めまで行い、平地にある積出港へトラックで輸送し、バナナ専用船で約5日間かけて日本に向けて運ばれています。
 熟成するのも、ゆっくり。日本に到着後、バナナは未熟の青い状態から黄色く追熟する果物ですが、中身がぎっしり詰まっているので、ここでも低地のバナナよりも時間をかけて、じっくり追熟させます。

幻の美味しいバナナから、みんなの“甘熟王”へ

 当時、台湾バナナは戦前からの長い歴史とそのおいしさから親しまれ、価格も他のバナナより高かったのですが、栽培地台湾では毎年夏にやってくる台風の影響で、年間を通した日本への供給が難しく、春から初夏まで限定の季節商材になっていました。一方、スミフル当時の「高地栽培バナナ」の生産量はまだまだ少なく、日本の全輸入量の3%程度で希少価値のある「幻の美味しいバナナ」とバナナ通の間では知られ、百貨店や高級スーパー、果物専門店で「最高級バナナ」として販売。
 2006年4月には満を持して「甘熟王(かんじゅくおう)」ブランドを立ち上げました。
甘熟王バナナの黄色く熟した皮を剥くと、甘い香りとともに黄色い果肉が美味しさを醸し出す。ひと口ほおばると、粘りのある食感。とろけるような甘さは、まるで甘い蜜。一度食べたら、低地栽培のバナナは食べられなくなる⁉というくらい、濃厚で満足感がある。

甘熟王を超えた“甘熟王ゴールドプレミアム”の誕生

 「美味しさ」にこだわり続け、2006年6月にスタンダードな「高地栽培バナナ」よりも更に 約1ヶ月長く生育にかかる標高800m以上の“超高地農園”での栽培も開始。2014年5月には、「一番、美味しい!」を追求し、超高地農園で肥沃な土壌のみを限定した“ゴールドエリア”で畑ごとに詳細な土壌分析を行い、マグネシウム・チッソ・リン酸・カリウムなどのミネラルバランスを整え、有機質肥料を中心に施肥しながら、健康的な土壌を保つ、“ミネラル栽培”を実践。熟成加工においても甘熟王の技術&さらに手間暇かけることで誕生した甘熟王を超える、超高地ミネラル栽培バナナ「甘熟王ゴールドプレミアム」は「もっちり、濃蜜な甘さ」を味わえる、極上の美味しさとなりました。
 

 

簡単!地力アップできる「ボカシ肥」の作り方

出典:マイナビ農業ラボ

 

混ぜて袋に密封するだけで、簡単!

 自家製発酵肥料の代表格「ボカシ肥」。水分量や温度、材料の配合割合など、熟練の技術がいるように思われがちなボカシ肥ですが、今回は初心者でも簡単に作ることのできる方法を紹介します。面倒な切り返し(ボカシを混ぜる作業)も必要なく、材料を混ぜ合わせて袋詰めするだけ。それでいて、肥料の効きも申し分なく、土もよくなっていく、といういいとこだらけの肥料です。

— 化成肥料だけでは土がおかしくなった —

 農業をはじめた頃の筆者は、「オール8」などの安い化成肥料を主体に施肥をしてきました。2年間はたいした病気もなく「農業って簡単かも!?」と勘違いするほどいいものがとれました。ところが、3年目からは毎年新顔の病気が発生するようになり、殺菌剤なしにはうまく野菜が作れなくなってしまったのです。

— ボカシ肥とは? —

 ボカシ肥は、様々な有機物を混ぜて作る発酵肥料です。肥効の異なる有機物が合わさっているおかげで、植物の成長と同じペースで、長くゆっくりと肥料が効きます。化成肥料を主体にしていた時と比べると、チッソの量を3分の2ほどに減らしているのに、栽培期間が3〜4カ月のものであれば元肥のみで事足ります。
肥料効果だけはありません。微生物が増えることで土が団粒化して、ホクホクになります。特にマルチ栽培では効果が明確です。

 また、土壌伝染系の病気も明らかに減りました。菌の拮抗(きっこう)作用というのでしょうか。マルチの隙間からキノコが顔を出すたびに、菌が働いているんだなぁ、と嬉しくなります。

— 保田ボカシ材料 —
  • 米ぬか:6
  • 油かす:3
  • 魚粉:2
  • 有機石灰:1
  • 水:2

 混ぜる際には、トロ舟(セメントを砂や砂利と混ぜてコンクリートを作る時などに使われる容器)や、セメント用の練りくわがあれば便利ですが、家にあるものを使えばよいと思います。

 米ぬか、油かす、魚粉、有機石灰。すべて同じ容器にいれます。

 材料がムラなく混ざったら、水を投入。うどんやそばをつくるときのように、水分量を均一にすること、ダマをつくらないことが大事で、わが家では2回にわけて水を入れています。水を入れる前に材料がちゃんと混ざっていれば一生懸命かき混ぜる必要はありません。材料同士が水分を受け渡し合うことで、じわじわと水が浸透していきます

 できたものを、使い古しの肥料袋などに詰めます。保田ボカシは空気を遮断した状態で「嫌気性発酵」させるため、このときにきっちりと空気を抜いて、ガムテープ等でしっかり密閉します。ここがとても大事です。袋のどこかが破れていたり、空気抜きできていなかったりすると、その部分だけに腐敗臭のする白い塊ができてしまいます(そこを取り除けば使えないこともありません)。
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完熟桃プロジェクト始動!〈ももフェア〉

出典:Schateraise

 
 

いつもの完熟桃とは違う?!

 シャトレーゼと言えば山梨、山梨と言えば日本一の生産高を誇る桃の名産地です。毎年夏になると山梨を代表する気持ちで、全国のお店にてももフェアを開催してきました。今年は農家さんと一緒に、いかにもシャトレーゼらしいももスイーツに取り組んでいる。

 みなさんは完熟の桃を食べたことがありますか? 完熟と言うと、香り高くジューシーでやわらかい桃を想像しますよね。でも、みなさんが完熟だと思っている桃と、今回私たちがご用意する完熟桃スイーツは少し違います。私たちがお届けする完熟桃スイーツは、なるべく樹で完熟を待つ、なかなか世に出回らない樹上完熟桃を使用しているのです。

 話しは少し変わりますが、スーパーなどで硬いアボカドや青いバナナを見たことはありませんか? あれはスーパーに並ぶ時にちょうど食べ頃になるよう、硬いうちに収穫したもの。それが早く到着してしまうと硬かったり、青かったりするのです。桃も同じで、ある段階を超えると急激に熟して傷んでしまうので、海外から来るアボカドやバナナほどではありませんが、スーパーに並ぶ頃を見計らって、白さが残る硬いうちに収穫しています。この収穫後の輸送中や倉庫で熟させることを追熟(ついじゅく)と言います。一般流通の桃は、3〜5日後に完熟を迎えるように収穫しますが、樹上完熟桃はなるべく樹に実らせてから収穫するところが違います。

樹上完熟桃と一般流通桃の違い

 樹に実ったまま熟しても、収穫後に熟しても、熟しているなら結局どっちでも良いじゃん、と思われるかも知れませんが、実はなるべく樹の上で熟す桃と、まだ硬いうちに収穫して追熟した桃では、香りも甘さも大きく違うのです。

 みなさんが普段食べている桃は追熟によって熟しており、もちろんおいしいのですが、桃が持っている本来のポテンシャルはもっと上。樹上完熟の桃はみなさんの想像以上に、香りも甘さも、もっともっと強いのです。

扱いづらい樹上完熟桃

 一般的に流通されている桃の場合、みなさんの元に届くまで、時間も行程もかかります。移動時の温度変化や振動など桃に負担がかかるので、硬い桃じゃないと、傷んだ桃ばかりがスーパーに並んでしまうことになります。桃は追熟されることを見計らい、ある程度硬いうちに収穫するのが農家さんの常識なのです。でも、私たちシャトレーゼなら、農家さんから直接仕入れてお店に直送することができます。そこで、桃のポテンシャルを最大限味わってもらおうと企画したのが、この完熟桃プロジェクトです。

農家さんあっての完熟桃プロジェクト

 完熟桃をみなさんの元へ届けるには、パズルのピースが一つでも欠けたら実現できません。といっても、シャトレーゼの直送流通システムは、温度管理も、効率的な直送ルートも、もう既に確立しており、店頭には果物の扱いに長けたケーキマイスターもいます。残るピースはあと1つ。それは農家さんにご協力いただくことです。農家さんにとっては、扱いづらい柔らかい桃を手で丁寧に収穫しなければなりません。手間がかかる上に、1日でもタイミングがずれると、廃棄に繋がってしまい、とても大変。それを承知の上で、いつもお世話になっている農家さんにプロジェクトにお手伝いいただけないかお声がけしてみました。すると、なんと12もの農家さんが手を挙げてくださったのです。大変だけど、おいしい桃を食べてもらえるならと快く引き受けてくださいました。
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“15年間フルーツしか食べない人物”

出典:Yahoo!
 

「ラーメンもお菓子も食べたいとは思わない」
 焼肉に寿司、ラーメンにパスタなど、飽食の時代と言われて久しい現代日本では、あらゆるものが好きな時に食べられる。
 しかし、選択肢が無限にあるにもかかわらず、15年間フルーツのみを食べて生活している人物がいる。フルーツ研究家の中野瑞樹氏だ。一体なぜそんな生活を始めたのか、体にどんな変化があったのか、本人を直撃した。

 水も飲まない驚きの食生活。野菜やナッツはたまに食べる

――2009年から約15年にわたって、ほぼフルーツしか食べていないそうですが、具体的にはどんな食生活なのですか?

 中野瑞樹氏(以下、中野):肉や魚はもちろん食べていません。豆や芋、米やパンなどの穀物も野菜も食べていません。水やお茶も全く飲んでおらず、水分の補給もフルーツからのみですね。

――フルーツ以外は全く食べていないということですか?

中野:最初は本当にフルーツだけでした。でも、初めて1か月程で、体がものすごく塩分を欲するようになって塩を舐めはじめました。また、果実野菜(キュウリ・トマトなど)も食べています。さらに、たんぱく質の不足を補うため、ナッツ類を食べることもありますね。厳密にいうと、食事の99%以上をフルーツ中心に果実だけで賄っているということです。

――1日にだいたいどのくらいのフルーツを食べるんですか?

中野:季節や日にもよりますが、平均すると1.5~2kgくらい食べています。

 フルーツは「好きでも嫌いでもなかった」

――もともと、フルーツ好きだったんですか?

中野:好きでも嫌いでもなかったです。フルーツに興味をもった2003年以前は、スーパーに買い物に行ってもフルーツを買った記憶がありません。実家からたまに送られてきたり、外食した際にデザートに出てくるようなタイミングでしか食べていませんでしたね。

――そこからなぜフルーツに興味を持つようになったんですか?

中野:学生時代、砂漠緑化の研究をしていました。当時、ある途上国での植林の事業などを間近でもた時、地元の人が国からやらされているという状況でした。そうなると、やりがいもやる気も出ないので、長続きしません。そこで、緑化を進めるには「地元住民も経済的に潤うやり方でないだろう」と思ったんです。

――儲かるかどうかですね。

中野:そうです。そんな時、ある本を読んで「フルーツは総合栄養食」だと知りました。そこで、ひらめいたんです。フルーツが体にいいことをを広く知ってもらえれば、農家の方が自発的に果樹園を増やしてくれて、ひいては地球温暖化対策にもなるんじゃないかと。

15年間、他の食べ物を食べたいと思ったことがない
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科目を超えて接木できる植物が見つかった!

出典:Rikejo

 
 

接木の固定観念をひっくり返した大発見
それはタバコだった

 切った別々の植物の枝や茎を固定しておくと組織がくっついてつながる「接木」。その歴史は古く、紀元前から始まったとされている、とてもポピュラーな農業技術です。どんな植物同士でもくっつくというわけではなく、近い系統の植物同士しかつながらないとされていました。

 ところが、長年誰も疑うことのなかったこの常識に反して、タバコが例外的に科目を超えて接着することがわかったのです! 発見したのは名古屋大学の野田口理孝准教授。さらにそのメカニズムには、ある酵素がカギとなっていることも突き止めました。

 この研究成果は、農業に大きなイノベーションを起せる可能性があります。それよりも何よりも、新しい植物現象の発見ということ自体に、純粋にワクワクさせられますよね!

 接木とは植物が自分自身の傷を治す修復能力を利用して、異なる個体同士をつなげる手法です。農業や園芸で盛んにおこなわれていて、美味しさや、耐病性、成長スピードなどを向上させたり、綺麗な花を咲かせるなど古くから利用されてきました。あまりにも歴史が古いので、もう確立された技術だとして、改めて研究しようというモチベーションを持ちにくい分野だったのだと思います。

 植物免疫という免疫機構の働きで、同じ科目の植物同士でなければ接ぐことができないというのが、植物学の長年の常識でした。

 帰国後に名古屋大学大学院の研究員となり、タバコが他の植物とどこまで接木が可能なんだろうと遊び感覚でやってみたところ、色々な植物にくっつくのでだんだんシリアスに考えるようになっていきました。なぜそんな能力を発揮することができるのか?「これは自分のもともとの研究をおいてでも、やるべき大事な発見では?」ということがだんだんわかってきたのです。2013年頃から試験を重ねて、2014年には間違いないという確信を得ました。

仲間でなくてもくっつく!タバコは非常識な植物

 数多くの植物を調べ、その植物自身の接木とか、仲間同士の接木のデータも全部調べたところ、つながる時にある酵素タンパク質が働いているということがわかりました。β1,4-グルカナーゼという植物の細胞壁を構成するセルロースを溶かす消化酵素です。

 この酵素は、遠い系統の植物を接木されても発動しません。自分の情報が相手に漏れることを防ぐためです。ところが、タバコはその制御がおかしくて、誰が相手でもそれを発揮するということがわかりました。7種のタバコ属植物を穂木(上に据える木)にして、42種類の科の84種類の種と異科接木を行い、38科73種で接木が成功しています。

 そこを解明するため、寄生植物に着目しました。遠縁の植物をつなぐことはできないといいましたが、自然界を見ると赤の他人に寄生して栄養を吸い取ってしまう寄生植物がいるなと気づき、もしかしてタバコの接木と同じ現象かもしれないなと考えたのです。寄生植物をホストになる植物に接木してみたところ、やはり接木できました。寄生植物でもタバコと同じようにβ1,4-グルカナーゼが働いて、細胞壁を溶かすことがわかりました。自然界には元々私が発見したタバコと同じような仕組みが存在していたんですね。

 

上園地

極甘とうもろこし 新品種 誕生 ドルチェドリーム

出典:豊洲市場

 
 

北海道産 夢の高糖度フルーティ品種

 どうしてもお届けしたいと思った逸品が「ドルチェドリーム」です !
 抜群の甘さに特有のフルーティな風味。そして軸からの粒離れ !
 食べ応えのある大房に粒皮のやわらかさ、当店トップクラスの美味しさであることに間違いありません。

ドルチェドリーム誕生秘話

 我々は毎年数千品種のスイートコーンを調査選別しているのですが、広大な試験場に一際目立つ、赤い雄穂(株上部の雄花)の集団を見つけました。

 米国で雄穂が赤いスイートコーンを見かけますが、日本では飼料用ぐらいで、ほとんどが黄色。どうしても気になってしまったこのスイートコーン、食べてみると、素晴らしく味わい深い、上品な風味が!ただ一点だけ、悔しい事に甘みに欠けていました…。

 しかし、ここからが我々の腕の見せ所!甘みの強いスイートコーンとの交配を重ね、『高糖度+高風味』を併せ持つ、夢のようなトウモロコシを誕生させました。

「これは…美味い!!」

 我々はこのスイートコーン集団をさらに選抜試験し、最も美味しい品種を「ドルチェドリーム」と命名。この素晴らしいスイートコーンで、トウモロコシ好きが増える事を期待しています。

産地は美味しい物の宝庫「北海道」

 生産者のお一人である本田さんに、品種特性である甘み・風味を 引き出す秘密を伺ったところ「北海道ならではの寒暖差がポイント!」 とのこと。
 本田さんの農場は海からほど近く昼には30度を超え、 夕方には20度を下回ることさえあるそうです。 実は困ってらっしゃったのがシカの被害。 甘く美味しいものだけを狙って食べるそうで、 他の品種が植わっていても『ドルチェシリーズ』が狙われるそうです。

調理も簡単、美味しい食べ方♪

 シャキシャキした食感を楽しむため、加熱時間は短めをオススメします。
 茹でる:たっぷりの湯に塩をひとつまみ入れて約3分茹でます。
 シャキっとした食感と、甘さがしっかり味わえます。

 電子レンジ:皮をむいたトウモロコシをラップで包んで約3分加熱。
 お手軽に、ジューシーに仕上がります。

 

リンゴ省力化へ、新品種「紅つるぎ」誕生

出典:Web東奥
 

 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は11日、枝が横に広がらず木が筒型に成長するため、高密植栽培に適したリンゴ新品種「紅(べに)つるぎ」を開発したと発表した。摘果や収穫などの作業がしやすく省力化が期待でき、人手不足といった課題の解決につながる。今後、樹間の幅など最適な栽培手法を研究し、一般的な品種の1.5倍の収量を目指す。

 紅つるぎは中生種。全国のリンゴ産地で栽培できる。甘みと適度な酸味があり、既存品種並みに食味が優れているという。収穫後、20度以下で保存した場合の日持ちは、主要品種シナノスイートなどと同程度の5~11日。

 同機構によると開発には約30年を要した。カナダで発見された変異種と「ふじ」を交雑し、そこから得た苗木を2005年に早生種のさんさと交配。盛岡市の研究拠点で育成してきた。

 各産地では高密植化の研究が進むが、従来の品種は枝を剪定(せんてい)するなどして樹形を整える必要があった。枝が伸びにくく、木が真っすぐ育つ紅つるぎは、壁のように一列に並べて植えると作業の動線が単純になり、自動収穫機などを使った機械化に対応しやすい。農薬を散布しやすいというメリットもある。

 一方で、果実が枝に密着しているため、実全体に満遍なく色をつけるための「玉回し」はできない。

 23年8月に品種登録を出願しており、数年以内の苗木の供給開始を見込んでいる。

 

にわ