板柳・八木橋さんのリンゴ園地
猛暑に負けない着色の良さが特長のリンゴ新品種「深味バーニングレッドの収穫が16日、同品種を開発した板柳町深味の農業八木橋勝英さん(70)の園地で始まった。
今年も、樹の下に敷く反射シートがなくて底部分まで赤く色づくことが確認され、食味も「上出来」。収穫量は今後増えていく見込みだといい、八木橋さんは「来年産からは県内の市場に出荷できるかもしれない」と自信を深めている。
バーニングレッドは、八木橋さんの園地で発見された「ふじ」の枝変わり(突然変異)品種。最低限の葉取りやつる回しで全体が濃い赤色になるのが特長で、生産現場の省力化につながると期待される。弘前大学の研究で、果肉に抗酸化作用が期待できるアントシアニンの一種が含まれていることも確認されている。
八木橋さんの園地には原木を含めて約100本のバーニングレッドがあり、今年の収穫量は20箱(約400)ほどになる見込み。八木橋さんによると、今年は10月中旬ごろからの日照不足にも負けず着色し、鳥害などを除けば「ほとんどが上位等級品」の出来だった。一方、ふじは日照不足で着色に苦労している生産現場も多いという。
収穫したバーニングレッドは同町の津軽りんご市場などに提供。日焼け果を選果機で見分けられるかなどを試す予定だという。八木橋さんは「若者が明るく農業ができるよう、作業負担の軽減につながるバーニングレッドが広がっていけば」と話した。
(高松祐輝)
出典:Web東奥

