2025年産のリンゴ在庫過去最少  

天候、クマをはじめとした鳥獣被害などが重なったため

 青森県は9日、2025年産県産リンゴの産地在庫数量(同年12月末現在)が、現在の調査方法になった1997年産以降で最少の15万2581トンだったと明らかにした。

 雪害や鳥獣被害などが要因とみられる。前年産比では2%(2711トン)の減で、中庸3カ年平均比では16%(2万9264トン)の大幅減。高温の影響などを受けた23、24年産に続き、3年連続の15万トン台と低調が続く。特に、主力品種「ふじ」は10万9069トン(前年産比130トン減)で過去最少となった。

 県農林水産部などによると、25年産は大雪被害に加え、5~7月の干ばつ、クマや鳥、サルなどの野生鳥獣による食害、9月の風による落果があったという。

 過去最少となったふじの内訳は、無袋(サンふじ)が前年産比6%増の9万3147トン、有袋が同27%減の1万5923トンだった。

 同部によると、省力化に加え、25年産は月が進むにつれてリンゴの価格が上昇し、有袋と無袋の価格差が縮まったことを背景に、有袋から袋掛け作業が要らない無袋への切り替えが進んだとみられるという。

 県は昨夏、25年産の県産リンゴの予想収穫量が37万2300トンと試算し、3年連続40万トン割れになる見込みを公表した。公表後に鳥獣被害なども見られたことから、収穫量は予想より落ち込む可能性がある。

 
出典:陸奥新報