「黒豆煮汁」とは、一般的に黒豆を煮込む過程で出るゆで汁のことを指します。
ただそれ以外にも、「黒豆を水につけて一晩程度放置したときに出るもの」とする解釈もあります。
大豆の一種である黒豆は非常に健康への効果が高いものとして知られています。
この黒豆煮汁もまた、健康に良い作用があるとされています。
黒豆の名産地として知られている兵庫県のクリニックで、黒豆煮汁を使った研究が行われたことがあります。
これは、「黒豆煮汁を継続的に飲んだときの健康作用」を測ったものです。
これによれば、黒豆煮汁を継続的に飲用していたすべての人において、血圧が下がったということです。
最大血圧も最小血圧も両方とも改善が見られました。
「黒豆煮汁の飲用後の方が、黒豆煮汁の飲用前よりも血圧が上がった」という人は一人もいませんでした。
黒豆煮汁は血液の流れに良い影響を与え、血圧を下げてくれるものだということが、このことからも分かります。
もっとも、このデータの母集団は19例と少なくはあります。
また、「黒豆煮汁を飲みさえすれば、血圧を下げる薬は一切必要ない」とまでは言えません。
すでに降圧剤を使っている人の場合は、急な断薬は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ただそれでも、日々の健康をサポートするものとして、黒豆煮汁が有効であることはたしかです。
また、黒豆煮汁は糖尿病や便秘、喉の異常に対しても効果を発揮するといわれています。
このような症状に悩まされている人は、プラスアルファの健康効果を求めて、黒豆煮汁を飲んでみるとよいでしょう。
「ドリンクとして飲む」
「料理に使う」
の2通りの方法があります。
上でも述べたように「黒豆煮汁」は、
・黒豆を一晩程度漬け込んだ水
・黒豆を煮る過程で出てきた水分の2つの解釈があります。
前者の方は、時間はかかるものの、作り方は非常に簡単です。
生の黒豆を一度炒った後に、一晩程度水に漬け込んでおきます。
そしてその後で、鍋にこれらを入れて沸騰させたのち、弱火にして、20分ほど煮込めば完成です。
調味料を初めとした材料も必要がなく、手軽に作れるのが魅力です。
ちなみに黒豆と水の分量は、「黒豆50グラムに対して、水1リットル」がひとつの目安です。
このようにして作った黒豆煮汁は、そのまま飲むことができます。
ただしこのままでは味がほとんどありません。
砂糖やレモン汁、牛乳などを加えた方がおいしく飲めるでしょう。
また、はちみつなどを溶かしてもよいものです。
手軽にすぐに飲めるのがこの方法のメリットだといえます。
後者の方は、「自分で黒豆を煮るか、それともすでに煮込まれた黒豆煮を買ってくるか」によって異なります。
- 黒豆200グラム
- 砂糖200グラム
- しょうゆ大さじ1
- 塩小さじ1
- 水2リットル
程度を用意します(※しょうゆはお好みで調整可能です。小さじ1杯程度で煮ることもできます)。
黒豆のレシピはさまざまで、時間をかけて作る作り方もあれば、それほど時間をかけずに作る方法もあります。
ただおいしく作りたいのであれば、
- 水に黒豆を入れて、一晩置く
- 砂糖を入れて、アクを取りながら4時間程度煮る
- 柔らかさを確かめながら、さらに3時間程度煮る
- 最後にもう一晩置く
と、ある程度時間をかけて作った方がよいでしょう。
こちらの作り方で作った黒豆は、ある程度甘みを含んだ味となります。
ただそれでも飲みにくさを感じる場合は、砂糖などを加えればよいでしょう。
「飲む」というかたちで摂取する場合、一度作ってしまえば、後は手間がかからないのがメリットです。
冷蔵庫で保管しておき、朝食のときに一緒に飲むなどのように習慣づければ、飲み忘れる心配もいりません。
出典:Fforbes
