山椒(サンショウ)の増やし方

出典:Green snap

 山椒は、日本から朝鮮半島を原産とする落葉低木です。樹高は2~5mほどに生長し、枝にはトゲがあり、4~5月に黄色い5mmほどの小さな花を咲かせます。

 花や芽、実、若葉、蕾、果実が食用され、舌が痺れるような辛味と、独特のツンとした香りが特徴です。

 サンショウは、「挿し木」や「種まき」で増やすことができます。

 挿し木で増やす場合は、最適な季節は6月・9月・10月頃となります。若い枝を10~15cm程切って、枝を水に挿し、上の方の葉3枚ぐらい残してほかは全部取り除きます。1時間ぐらい吸水させた後、小粒タイプの赤玉土か、バーミキュライトに挿し植えて下さい。用土は乾かさず、日陰で育てましょう。新芽が出てきたら、6号鉢ぐらいに植え替えます。

 種まきで増やす場合は、最適な季節は春か秋頃になります。サンショウは雄株と雌株があり、花の形が違いますので見分けることができます。実をつけるのは雌株になります。

 山椒の木は、挿し木か種まきで増やすことができます。種まきは、苗植え時の時期や手順と同様です。挿し木は、6月頃か、9~10月が適期です。

  1. 前年に伸びた若い枝を10~15cm切り取る
  2. 上の方の葉を2~3枚残し、他を切り落とす
  3. 切り口を、発根剤を混ぜた水に1時間ほど浸す
  4. 赤玉土(小粒)やバーミキュライトに枝を挿す
  5. 土が乾かないようにしながら、日陰で管理する
  6. 新芽が出たら、5~6号鉢に植え替え、徐々に日向に移動させる

 山椒は、雄株と雌株があり、両方を植えることで実をつけます。ただ、朝倉山椒(アサクラサンショウ)は例外で、雌雄同株なので1本でも実をつけることができます。

 また、生長期に伸びた枝の中でも短いものに花がつきます。そのため、落葉してから枝を切らないとどの枝に実がつくのかわからなくなってしまいます。

 種まきをする時期は3月ごろがおすすめです。植え方は、ポットの種用培養土をいれます。中央にくぼみを作り、種を入れて土を薄くかぶせましょう。芽が出て本葉が2,3枚になったらポットに植え替えます。

 種を蒔いて水をあげたら、半日陰の涼しく風がよく通る場所におきましょう。山椒は日当たりがよすぎても悪すぎても育ちが悪くなります。特に夏場、日当たりがよすぎ、空気と熱気が淀んでいるところにおいてしまうと、株が弱ってしまいます。また、適度な日当たりが必要なため、完全な日陰もやめておきましょう。

収穫・利用

 春に新芽を摘み取り利用します。青い果実は7月頃、熟した果実は9月頃に収穫します。粉山椒をつくりたい場合は、はぜた果実の中にある黒い種子を取り除いて果皮の部分だけにし、十分乾燥させてから粉にします。また、雄株には果実が付かないので実の収穫が目的の場合は気をつけましょう。