出典:砂漠博士
アメリカの砂漠に生えています。映画やテレビで見た人も多いと思いますが、アメリカの砂漠を代表する植物です。乾燥かんそうに耐えるしくみの一つはサボテンのトゲにあります。サボテンのトゲは葉が変化したものです。植物はふつう葉で呼吸して、光合成をしています。でも日本の植物のように葉が大きかったら、呼吸をするときに葉っぱの表面からたくさんの水分が失われて乾いてしまいます。サボテンは葉をトゲにして小さくし、茎で呼吸することによって、水が失われるのを防いでいるのです。また、サボテンは太陽の照りつける乾燥かんそうした昼間はなるべく息をしないようにして、夜に盛んに呼吸します。これも水を失わないためのやり方です。またサボテンの茎の中にはたっぷりと水が蓄えられています。
エアプラントとは、主に岩や木などに体を固定するための着生根があるだけで、ふつうの植物のように水や養分を吸う根を持っていない植物です。このため「空中植物」という意味で「エアプラント」と呼ばれています。生育する場所は中央アメリカ、中南米を中心に砂漠地帯から熱帯雨林まで幅広く分布しています。エアプラントにもいろいろな種類がありますが、砂漠のような大変乾燥した地域で生きている種類もいます。
エアプラントの養分や水の吸収はふつうの植物のように根っこからではなく葉から行われます。エアプラントの葉の表面にはエアプラントの特徴である銀色のうぶ毛が見えます。これは「トリコーム」と呼ばれ、土に水分がほとんどないような所でも夜露や霧、雨などから水分を効率よくとらえて生きていくために発達したエアプラント独自の工夫です。このため、このようなトリコームは乾燥した地域に住む種類には良く発達していますが、雨が多かったり、湿度の高い地域の種類にはあまり見られません。
アフリカ原産の穀物でもっとも重要で、北アフリカやインドの乾燥地に住む人々の主食です。ひどい干ばつや暑さに耐えるため、とくに乾燥地域に適しています。トウモロコシに似たイネ科の植物で、世界に2000以上の品種があるといわれています。種類によって家畜の飼料、バイオエタノールの原料としても使用されています。食材としては、粥やクスクスにしたり、チャパティなどの酵母の入っていないパンを作って食べています。また中国では蒸留して茅台酒に、アフリカでは醸造してビールにします。
私たちにはあまりなじみがない気がしますが、日本には平安時代ごろに渡来したと言われており「高黍(たかきび)」と呼ばれています。お団子の材料として使われていたそうです。最近では、ホワイトソルガムが小麦アレルギーの人向けのコムギ代用食材として使われています。
アリドドームで目立つ木がナツメヤシです。乾燥地では樹高30m以上の高さになる雌雄異株の常緑樹です。幹のてっぺんからとても大きな3~5mほどの葉が出ます。
名前の由来は、ギリシア語で「指」を意味する「daktulos」で、果実の形からきています。果実の長さは約5㎝で、ソフト、セミドライ、ドライの3タイプがあります。
環境ストレス(乾燥、塩、高温、強光)に強い植物で、気温が-5~50度の範囲で栽培できます。昔から栽培されていて、アグロフォレストリーに利用され、ナツメヤシの下で強い日差しを避けて野菜や穀類が栽培されてきました。果実(デーツ)は糖度が高く、ミネラル(カリウム、カルシウム、鉄)も豊富に含みます。干しデーツは糖度が70%以上です。日本ではお好み焼のソースの原料等として使用されていますが、中東では料理やお菓子に使われていて、デーツケーキやデーツパン、デーツプディングなどもあります。ワインにするところもあるそうです。葉を利用してバスケットを作ったり、屋根の材料にしたり、幹の部分は家の材料にしたりと現地では大変有用な植物です。
ジャトロファ、アラビアゴムノキ、バオバブ

