魅力ある梨産地 下妻の梨。

出典:マイナビ農業

 

 梨の生産量で全国上位を争う茨城県。なかでも下妻市(しもつまし)は、県下屈指の梨の名産地です。恵まれた気候風土のもと、生産者の技術と情熱で育まれた「下妻の梨」は、優れた食味と品質で国内はもとより海外でも高く評価されています。

質・量ともにトップクラス
「下妻の梨」がおいしい理由

 下妻市は全国トップクラスの梨産地。関東平野のほぼ中央に位置し、平らな土地が一帯に広がり、日当たりのよさや河川がもたらす豊富な水、肥沃で水はけのよい土壌など、梨の栽培に適したありとあらゆる条件がそろっています。この恵まれた気候風土のもと、生産者がたゆまず栽培技術の研鑽を重ね、下妻の梨を質・量ともにトップクラスに押し上げています。

 ハウス栽培を導入して、7月中旬に幸水梨をいち早く出荷。その後、露地の幸水、豊水、茨城県オリジナル品種の恵水、あきづき、新高の主要品種が貯蔵も含めて年内いっぱい、共同選果場から県内や京浜市場へ出荷されます。

 下妻市果樹連の生産者は、技術力の向上にも熱心で、全員で土壌検査に基づき有機質を生かした施肥設計、堆肥の施用など土づくりから徹底。梨の実を充実させるための摘果を徹底するなど足並みをそろえています。梨づくりに向き合う真摯な姿勢に技術指導を担当する県職員も「良い梨をつくろうという意気込みとプライドを感じます」と感心するほどです。