タラの芽は山間部の道路脇や、大きな木があまり生えていない場所でよく見かけます。細長く、鋭いトゲに守られたタラの木の上部に生えるタラの芽は、道具無しで収穫しようとすると痛い目に合い、木を根元から折ってしまったり、意図せず枯らしてしまうこともあります。タラの芽はそんなに珍しい木ではありませんが、地域で生える量には限りがあるので、なるべく木に負担をかけずに収穫し、できるだけ多くの人が繰り返し楽しめるように心掛けることが大切です。
タラの木は1.5から3mほど、高いものだと4mになることもあり、生えている場所も山の斜面などが多いため、高枝切りばさみなどで採ろうと考える人が多いですが、タラの芽は「切って」収穫すると次に生えてこなくなり、そこから枯れてしまうため、絶対にNGです。もちろん枝切りばさみやのこぎりなど、切るものは同様に使ってはいけません。逆にタラの芽の根元から「折って」採ると、また新たな芽が生え、次の年も同じように楽しめます。
タラの芽はを収穫するには高さがあり、先端がL字またはT字になっている棒状の道具が最適です。今回は近くで見つけたウツギという木の切れ端を使いました。中が空洞になっていて軽いのが特徴です。根元に引っかけ、そこを軸にねじってやるとパチッと簡単に折ることができます。
場合によっては木の少し下に引っかけ、手繰り寄せて手で芽を採ることもできます。タラの芽と木は鋭いトゲに覆われていることが多いので、厚手の手袋は必須です。一本一本生えている状況が違うので、その木に合った道具と攻略法を考えて採ることが山で遊ぶ楽しみのひとつです。
タラの芽は根元の太い部分が特に美味しく、歯ごたえも抜群です。葉の部分だけでもおひたしなどにして美味しく食べられますが、根元ごと採るのに越したことはないので、出来るだけ根元から折るようにしましょう。ウツギの木などを初めて使う場合、失敗して何度か葉だけ落としてしまうこともありますが、何度か試行錯誤している間に要領がつかめてきます。
出典:地のものメディア

