出典:Farm-navi
実は、プランターの古い土は「正しい方法」で再生すれば、何度でも使うことができます。
不要だと思っていた土も、ほんの少し手を加えるだけで再び元気な野菜や花を育てる力を取り戻すのです。これは、土という資源を無駄にしないエコな暮らし方であり、家庭菜園のコスト削減にもつながる賢い工夫と言えるでしょう。
— 再生に向いている土とは? —
- 使用後1年以内の土 → 長期間放置されていない、新しめの使用済み土であること
- 前回の栽培で病害虫の被害がなかった → 葉や根に異常がなかった場合は再利用しやすい
- 水はけ・通気性が大きく損なわれていない → 水やり時に表面で水が長時間たまらないこと
- 悪臭がなく、カビなどの異常がない → 見た目やにおいが清潔であればリフレッシュが可能
また、野菜ではなく花やハーブなどを育てた土の方が、連作障害のリスクが少なく再生しやすい傾向があります。
— 再生に向いていない土とは? —
- 病気や害虫被害があった土 → 菌や虫の卵が残っている可能性が高い
- カビが発生していたり、酸っぱい・腐ったようなにおいがある → 土壌が腐敗・劣化している状態
- 2年以上使用し、何度も再利用してきた → 土壌の構造や栄養バランスが崩壊している可能性あり
- 乾燥するとカチカチに固まり、水はけが極端に悪い → 改良しても元に戻りづらく、根の成長を妨げる
— プランターの土を再生する手順 —
- 根やゴミを丁寧に取り除く
- 天日干しで殺菌・乾燥
- 改良材や肥料を混ぜて栄養と構造を回復
- 数日寝かせてから再利用へ
プランター栽培で使い終わった土は、つい「もう使えないもの」として捨ててしまいがちですが、正しい方法で再生すれば、何度でも活用できる大切な資源です。ほんの少し手をかけるだけで、栄養も構造もリフレッシュされ、新たな植物を元気に育てる土へと生まれ変わります。