ナツハゼの実生繁殖法

 福島県農業試験場
 平成13年度福島県農業試験場試験成績概要

  部門名
 花き-その他花木-採種・繁殖
 分類コード 05-29-02000000

  担当者
 渡邊理惠子・矢吹隆夫

 要旨
 ナツハゼ(ツツジ科)は有用な自生枝物であり栽培が望まれている。しかし、増殖においては挿し木が困難であるため、実生繁殖が試行されている。これまでに、種子を採種後すぐに播種し、温度を23℃に保つと、半年以内に70%程度発芽させることが可能であることがわかっている。そこで、播種用土及び種子消毒等の処理の違いと発芽率の関係を検討した結果は以下のとおりである。

(1) 鹿沼土とバーミキュライトを等量混合したものを播種用土に用いた場合、種子選別及び種子消毒の有無にかかわらず、播種1ヵ月後には概ね50%発芽し、播種6ヵ月後には概ね70%が発芽した。

(2) 鹿沼土と調整ピートモスを等量混合したものを播種用土に用いた場合も、種子選別及び種子消毒の有無にかかわらず、播種1ヵ月後には概ね50%発芽し、播種6ヵ月後には60%以上が発芽した。

 以上のことから、ナツハゼの種子を採種後すぐに播種する場合、播種用土は鹿沼土・バーミキュライト混合及び鹿沼土・調整ピートモス混合どちらでもよく、種子選別や種子消毒等の処理は行わなくても、60~80%程度発芽させることが可能であった。

 
出典:福島県農業試験場