ハナイカダ の特徴と育て方

 
 ハナイカダ メスの花。葉の上に1つだけ雌花が咲きます。

 ハナイカダの果実。別名:嫁の涙です。

 花筏(はないかだ)は8~9月に葉上に実る小さな黒紫色の果実や春の若芽は食べることができます。果実は秋になるとしわしわにしぼんでしまいます。
 雌花は一枚の葉に一つだけ咲きます。

 花筏(はないかだ)は桜のようにギザギザした葉で、葉の上(主脈の真ん中)に花をつけ、8月~10月ごろに果実を実らせます。
 雌株には雌花が、雄株に雄花が咲く雌雄異株なので、果実はメスにしかなりません(近くにオス木も必要です)。果実7~9mmほどで、最初は青く、だんだん黒く艶やかな色になります。まるで、黒い真珠が葉の上に乗ったような神秘的な感じ。果実が面白い雌株も人気ですが、オスの花は活花や茶花で人気です。
 果実は生食や果実酒に、春から初夏にかけて出る新芽は天ぷらなどにも楽しめます。加熱すると松茸のような香りがあります。

 ハナイカダは昔から大好きな植物でして、毎年生産者さんの苗を探すのですが、なかなか入荷できないレアキャラです。マニアックな品種です。

—- 植え方・用土 —-

 基本的に移植や植え付けは落葉期の11月~入梅までに行います。水はけと水保ちの良い、ふかふかの湿り気のある土壌に植えます。腐葉土などをすき込んであげてください。
 日当たりよりも、少し日陰になるところを好みます。日あたりでも育ちますが、強い日差しのもとでは葉が見苦しくなります。乾いた寒風は避けるようにしてあげてください。

増やし方

 実生、株分け、挿し木

 ハナイカダの採取場所

 野生のものは湿り気の多い山地や丘陵、林の半日陰に見られます。
 花材としても人気があるので、庭などにも植えられることもあります。

ハナイカダの調理方法

 4~6月、花がつく頃の若葉を枝の付け根から摘み取ります。
 地域別の適期は、関西・中国・四国・九州地方では4~5月、北海道・東北・関東・中部地方は5~6月。
 また、夏から秋に果実を収穫します。

 若葉:おひたし、和え物、煮物、天ぷら、油炒め、汁の実など
 果実:生食、果実酒など

  • 天ぷら 
    生のまま衣をつけて天ぷらに。親しみやすい味。
  • おひたし 
    したごしらえをして食べやすい大きさに切り盛りつけます。
    和え物にはごま和え、くるみ和え、からし和えなど。
  • 実の果実酒 
    黒い実はほんのり甘みがあります。

 沢山集めて試してみましょう。

 
出典:苗木部