出典:ミツモア
ナツハゼは黒い実と美しい花をつける、ブルーベリーの仲間の落葉低木です。またナツハゼの実には人の免疫力を高める効果があり、食べれば酸味の強い甘さも楽しむことができるでしょう。
秋でなく夏の時期に紅葉をみせてくれるのが特徴で、観賞用の庭木としての魅力も高く、植木に人気の高い植物です。
ナツハゼは春の終わりの5~6月ごろになると、つりがね型の小さく可憐な花を咲かせます。
ナツハゼの花は、赤みを帯びた薄い黄緑色をしており、地面の方を向いて咲きます。大きさは5mmほどと小さく、連なって咲く可愛らしい姿が印象的です。
小さくて可愛らしい実をたくさんつける様子は、他の植栽にはないナツハゼならではの魅力といえるでしょう。
実は食べられるので、収穫の楽しみが増えるのもうれしいポイントです。味は甘酸っぱく、ジャムや果実酒にして食べてみるのも良いでしょう。
ナツハゼの代表的な効能は以下の通りです。
- 目の疲労回復
- 血液の浄化
- 生活習慣病の改善
- 免疫力の向上
ナツハゼの実には、アントシアニンなどのポリフェノール成分が含まれており、特に血液の浄化や目の疲労回復に効果を発揮します。
疲れ目の回復効果がある植物として代表的なのはブルーベリーですが、ブルーベリーも実はナツハゼと同じツツジ科です。
ナツハゼを和製ブルーベリーと呼ぶこともあります。ナツハゼに含まれるポリフェノールの量は、なんとブルーベリーの2~3倍の量に匹敵します。
ナツハゼの数をもっと増やして育てたい場合は、主に2つの方法があります。ここでは、その方法をくわしく紹介します。
植物の一部を切り取って土に植えることを「挿し木」といいます。ナツハゼを増やすためには、この挿し木で増やす方法を用います。手順は以下の通りです。
- その年に伸びた枝を1本選び、斜めに切る
- 植物成長調整剤を入れた水に約1時間浸ける
- 鉢に入れた土を湿らせる
- 鉢に枝を挿す
- 枝が伸びてきたら植え替える
ナツハゼを挿し木で増やす場合は、6月頃に作業を行うとよいでしょう。
ナツハゼの種をまくことで、ナツハゼを増やす方法もあります。作業を行うタイミングは、春が訪れる前の3月頃がベストです。
種まきに使う種は、前年の秋に熟した実を収穫したときの実を使用します。果肉は水で洗い流し、種だけを取り出しましょう。手順は以下の通りです。
- 小粒の赤玉土の上に、ピートモスなどを敷いておく
- 種を赤玉土の上にまく
- 土が乾燥しないようこまめに水を与えて管理する
日光を充分に当てさせるために、種の上から土を被せないこともポイントです。
ナツハゼを材料に用いて、ジャムが作れます。手順は以下の通りです。
- ナツハゼの実をよく水洗いする
- 鍋に実を入れ、中火で温める
- 砂糖を混ぜながら煮詰める
ジャムを作るときのコツは、好みに応じて砂糖の配分を調節することです。ナツハゼの実は人によっては酸味が強く感じられるため、多めに砂糖を入れてもよいでしょう。
味はブルーベリーに近く、ヨーグルトなどにかけて食べるとおいしく味わえるためおすすめです。
お酒には果実酒といった種類がありますが、ナツハゼも果実酒として楽しめます。手順は以下の通りです。
- ナツハゼを瓶に詰める
- グラニュー糖あるいは氷砂糖を混ぜる
- ホワイトリカーを入れる
砂糖がちゃんと溶けるように、毎日ゆっくりと混ぜてあげることがポイントです。
漬け込む期間は3〜4カ月ほどあれば充分でしょう。酸味が心地よく、色は綺麗な紫色に仕上がります。


