かつては日本各地の落葉樹林の下に群生していたといわれる山野草。早春の山肌を花のカーペットを敷き詰める様に花咲く姿は、どこの里山でも見られた自然な風景であったという。
しかし現在は、幻の山野草になりつつある。
花の特徴
花茎を真っ直ぐに伸ばし、先端にかわいらしい花を一つ咲かせる。高さは20cm~25cmほど。
葉は横に広がるので花が飛び出ている。
とても小さいがユリに似た花形で、花びらがクルリと反転していて、うつむいて咲く。
カタクリの花色は淡い紫色が有名であるが、黄色など他の色の園芸品種も多数ある。
朝、気温が上がると花を開き、日が暮れると再び花をとじる。
- 雨や雪が降ると、昼間でも花を閉じてしまう。
- 十分な日差しがないと花びらが後方に反り返らない。
葉の長さは6cm~12cmほどで、地表近くから展開していき、2枚で1対となる。
開花時期
【4月 ~ 6月】
カタクリの成長
発芽1年目は細い糸状の葉をつける。
2年目から7~8年くらいまでは卵状楕円形の一枚の葉だけをつける。
地下にある鱗茎が大きくなり、2枚目の葉が出てから花をつけるようになる。
鱗茎は、毎年下に新しい鱗茎を作っていく為に、鱗茎はどんどん深くなっていくる。
2年目から7~8年くらいまでは卵状楕円形の一枚の葉だけをつける。
地下にある鱗茎が大きくなり、2枚目の葉が出てから花をつけるようになる。
鱗茎は、毎年下に新しい鱗茎を作っていく為に、鱗茎はどんどん深くなっていくる。
☆カタクリの寿命は約20年
カタクリは、タネから発芽して花を咲かせるまでに8年から10年くらいかかる。
花を咲かせる様になってから約10年ほどで一生を終えるという。
カタクリの1年
カタクリの年間の活動期間は2ヵ月ほどしかない。
他の植物が活動を停止している間に、すばやく茎葉を伸ばし花を咲かせ、かつエネルギーをたくわえてから休眠する。
他の植物が活動を停止している間に、すばやく茎葉を伸ばし花を咲かせ、かつエネルギーをたくわえてから休眠する。
- ◇ 3月頃、新芽を出す。
落葉樹が葉をつけて日をさえぎる前。 - ◇ 4月頃、花を咲かせてタネを残す。
花後は、栄養分を地下に蓄える。 - ◇ 5月~6月頃、枯れてしまう。
- ◇ 夏~冬 休眠する。
落葉樹が葉を深々と茂り出す様になる夏の前には、早々と越冬態勢に入っていく。
アリと共存するカタクリ
カタクリの種子はアリに好まれ、拾われてアリの巣に持ち込まれる。※ 種子には、アリが好むエライオソームという物質が付いている。
アリの巣の中で、好みの物質が知り除かれると、残りの種子は巣の外に持ち出される。
このようにして、カタクリの種子は拡散されていく。
カタクリの食用利用
片栗粉 (カタクリコ)
カタクリは地中の奥深くまで地下茎を伸ばすが、その地下茎の先に鱗茎(リンケイ)がある。
鱗茎には良質のでんぷんがあり、これから採れるものが「片栗粉」と呼ばれるもの。
カタクリは地中の奥深くまで地下茎を伸ばすが、その地下茎の先に鱗茎(リンケイ)がある。
鱗茎には良質のでんぷんがあり、これから採れるものが「片栗粉」と呼ばれるもの。
- カタクリコ(片栗粉)は食用の他に、すり傷や湿疹、風邪、下痢などの薬としても利用されている。
- 現在市販されている「片栗粉」は、ほとんどがジャガイモから作られるデンプン粉。
- 『鱗茎』(リンケイ)は、地下茎に栄養分を貯めた葉が密生したもので、多くの「球根」は鱗茎である。
カタクリの葉・花・根
カタクリの葉や花も、サラダやおひたしなどに利用されてきていた。
てんぷらや汁の実、煮物などにも利用出来る。
※ 以前はカタクリの群生地が多くあったが、採取され過ぎて、現在では大切に保護されている。
そのため、食用として利用する習慣がなくなってきている。
(カタクリは生長が遅いため、人工的に栽培するには手間と時間がかかり過ぎるので、今後も食用利用されることはないと考えられる。)
てんぷらや汁の実、煮物などにも利用出来る。
※ 以前はカタクリの群生地が多くあったが、採取され過ぎて、現在では大切に保護されている。
そのため、食用として利用する習慣がなくなってきている。
(カタクリは生長が遅いため、人工的に栽培するには手間と時間がかかり過ぎるので、今後も食用利用されることはないと考えられる。)


