桑の実『マルベリー』の効能

 マルベリーとは、クワ科クワ属の落葉樹である桑の木になる果実のことです。原産はイラン。品種がたくさんあり、全部で1000種類以上もあるとされています。品種とともに、黒・赤・白など様々な色の桑の実があるのも特徴でしょう。

日本でイメージされる桑といえば、養蚕用の「ヤマグワ」ですが、マルベリーは桑の実の部分を食用とする西洋桑に分類されます。果実は、種もなく食べやすいのが特徴ですが、傷みやすく日持ちしないので、主にドライフルーツに加工されて流通しています。

マルベリーの栄養成分

美肌効果

まず第一に挙げられるのが美肌効果です。マルベリーに豊富なビタミンCには美白効果があり、メラニンの生成を抑えてシミを防いでくれます。また、コラーゲンを作るのにも必須なので、お肌のハリを維持するのにも役立ちます。

さらに、ポリフェノールや抗酸化ビタミンが持つ抗酸化作用も重要です。抗酸化作用により、体の酸化が抑えられるので、細胞の機能・代謝が保たれます。そのため、皮膚や粘膜を作る細胞が良く働き、ターンオーバーも活性化。ツヤのあるお肌に近づけてくれますよ。

アンチエイジング効果

アンチエイジングとは、抗老化という意味。これには、見た目を若く保つことと、体の中を健康に保つことの2つの意味があります。マルベリーの美肌・美容効果は先述しましたが、それだけでなく、体の内側から健康を保つ効果もあります。

まず、抗酸化作用により脂質の酸化が抑制され、ガンなどの原因となる過酸化脂質の生成が抑えられます。すると動脈硬化も予防でき、血管の健康を維持できます。さらに、豊富なカルシウムにより、骨の健康を保つことも期待できます。日頃から健康を意識する生活をすることも、立派なエイジングケアなのですね。

目のストレスを緩和

現代人は、スマホやPCのために目にストレスがかかりがち。マルベリーはそんな目のストレスを緩和してくれます。マルベリーに含まれるビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあるので、眼病予防に効果的です。

さらに、ファイトケミカルの1種であるルテインやゼアキサンチンも目の健康維持に働きます。有害な光であるブルーライトや紫外線から目を守り、黄斑変性症といった目の病気を予防してくれます。

貧血予防にも嬉しい

マルベリーは、鉄分も多く含んでいるので、貧血予防に効果的です。鉄分は吸収率が変化しやすいのですが、マルベリーは鉄分吸収を促進するビタミンCも豊富なので、鉄分を無駄にすることなく吸収できます。

特に女性は月経などのために貧血になりやすいとされ、ふらつきなど明らかな症状が無くても貧血が進行する「かくれ貧血」の人が多いんだとか。「疲れやすい・だるい」といったかくれ貧血にも、マルベリーは効果的でしょう。

糖尿病の予防効果も?

桑の実であるマルベリーには、桑の葉にも含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)という成分が含まれています。これは、糖を分解する酵素を阻害することで、糖の吸収を抑える効果があります。血糖値を下げるため、糖尿病予防やダイエットにも効果的です。

この成分は、実は機械乾燥すると死んでしまうそうです。そのため、ドライマルベリーを食べるなら、「天日乾燥」のホワイトマルベリー(白色の桑の実)がおすすめですよ。

おすすめの食べ方

マルベリーは、生でもドライでもそのままおやつに食べられますが、アレンジにもたくさん使えます。おすすめの食べ方を紹介しておきましょう。

生マルベリーであれば、ジャムやサングリア・タルトなど、一般的なベリー類と同様のアレンジが可能ですね。

ドライマルベリーであれば、ヨーグルトやシリアルに入れるのが簡単です。他にも甘さを生かして紅茶に浮かべたり、チョコにディップするなど、アレンジの幅は大きいですよ。

 
出典:小島屋