マコモダケ(真菰筍・マコモタケ):特徴

マコモ(真菰)とは

 マコモダケはマコモの根元に出来る肥大した茎の部分を指します。このマコモはイネ科マコモ属の多年草で別名「ハナガツミ」とも呼ばれ、東アジアや東南アジアに広く分布し、日本でも全国の河川や湖沼の水辺に群生しているのを見られます。

 マコモはさながら巨大なイネといった様子で、草丈は2~2.5mにも成ります。中国をはじめ、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジアなど東南アジア諸国では古くから食用や薬用として身近な植物で、日本でも「古事記」や「万葉集」などにもその名前が出ているそうです。

 北アメリカ大陸では、インディアンが古くから近縁種のアメリカマコモの種を食べる習慣をもち、この種=穀物をワイルドライスと呼び、今でも各地で栽培されています。ワイルドライスはフレンチなどでも付け合わせなどに使われることも多く、食べたり見たことがある人も多いのではないでしょうか。

 マコモダケはクセがほとんどなく、柔らかい筍のような歯ざわりがあり、ほのかな甘味とかすかにとうもろこしのような香りがします。中国料理ではよく使われている食材の1つです。

近年各地で栽培に向けた動きが

 マコモダケはその食感や食味が非常にいい割にまだまだ知られていない食材です。マコモ自体は全国に沢山雑草として生えているのに、ある意味不思議ですよね。そこで近年、このマコモダケを営農栽培し特産にしていこうという動きが各地で見られるようになりました。

収穫期間が短い

 マコモダケは地方や定植次期にもよりますが、おおむね9月中旬~11月の間の約1ヶ月間ほどしかありません。美味しく食べられる旬の時期は9月下旬頃から10月中旬頃といえます。

 

マコモダケ(真菰筍・マコモタケ)の食べ方

 マコモダケはクセがほとんどなく、柔らかい筍のような歯ざわりがあり、ほのかな甘味とかすかにスイートコーンのような香りがします。中国料理ではよく使われている食材の1つです。加熱しすぎるとやわらかくなって歯ごたえがなくなってしまうので気をつける。

 葉の部分をはがし、その中にある膨らんだ部分を食用とします。表面が白くなく写真のように薄緑色の場合は表面が繊維質で硬いことがあるので、ピーラーなどで薄く表面をむいた方がいいでしょう。

マコモダケの天ぷら

 マコモダケは油との相性もよく、天ぷらにすると筍のような感じで美味しいです。もちろんパン粉をつけてフライにしても良いでしょう。

マコモダケの炒め物

 マコモダケを適当な食べやすい形に切り、色々な炒め物に使うと美味しい。適度に歯ざわりが残るように仕上げるのがポイントです。また細かくサイコロに切ってチャーハンに入れたり、更に細かく切って餃子やハンバーグなど、挽肉料理に混ぜても食感が活きていいです。

味噌汁の実

 細切りやスライスして、味噌汁や澄まし汁の実としても使えます。

 
出典:旬の食材百貨