自宅でブラックベリーを育ててみよう!

 ブラックベリーは、トゲあり、トゲなしの品種があります。近年はトゲなしの品種が主流で比較的管理がしやすくなっています。生育旺盛なので、広い庭なら地植えで自由に育ててもかまいませんが、スペースが限られている場合やベランダでは、コンテナ栽培が向いています。
 手軽に始められる家庭果樹の代表です。4月下旬〜6月が開花期で、野バラによく似た小さな一重咲きの花が多数咲くので、花姿を楽しむこともできます。花色は淡いピンク、白です。6月下旬〜8月中旬に2〜3cmほどの大きさの実をつけます。実の色は緑から赤、そして完熟の証の黒へと変わります。品種によって酸味の強弱があり、それぞれ風味が異なります。

栽培環境

 日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。半日陰にも耐えますが、花つきや実つきが悪くなります。ブラックベリーは授粉樹が不要で自家結実するため、1本植えておけば花も収穫も楽しめる、育てやすい果樹の一つです。

植え付け

 【地植え】

 植え付けの2〜3週間前に、直径、深さともに50cm程度の穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土や堆肥、緩効性肥料などをよく混ぜ込んで、再び植え穴に戻しておきます。粘土質や砂質、水はけの悪い土壌であれば、腐葉土や堆肥を多めに入れるとよいでしょう。肥料などを混ぜ込んだ後にしばらく時間をおくことで、分解が進んで熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。

 土作りをしておいた場所に、苗の根鉢よりも一回り大きな穴を掘って植え付けます。最後にたっぷりと水を与えます。

 【鉢植え】

 果樹用にブレンドされた培養土を利用すると手軽です。

 鉢で栽培する場合は、8〜10号鉢を準備します。用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れます。苗をポットから取り出して鉢に仮置きし、高さを決めます。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底から流れ出すまで、十分に水を与えましょう。

収穫

 ブラックベリーの収穫期は、6月下旬〜8月中旬です。

 完熟していないうちに摘み取ると、とても酸っぱいので、必ず完熟果を収穫しましょう。赤い実が黒く変わり、触ってみてポロリと簡単に取れるようなら完熟のサインです。触っても実が離れずに茎にしっかりついている場合は、収穫を見送りましょう。逆に遅くなると実が地面に落ちてしまうので、タイミングを逃さずに収穫します。

剪定

 ブラックベリーは、収穫後の7月上旬の夏剪定と、休眠期の12〜2月の冬剪定を行います。

 夏剪定は、果実がついて収穫を終えた枝を地際から切り取ります。

 冬剪定は、前年に伸びた枝を樹高の半分くらいまで切り戻します。

 よく分からなかったら、そのままにしておいてもかまいません。ブラックベリーは手をかけなくても旺盛に育つので、植え付け後数年育ててみて、枝が込んできたら、冬剪定の適期に新しい枝を4〜5本残し、他の古い枝を地際で刈り取るとよいでしょう。

ブラックベリーの食べ方

 ブラックベリーは、生のままで食べることができます。ヨーグルトやプリンに添えても美味しいですよ! ラズベリーやデューベリーなどのキイチゴ類や、他のフルーツと一緒にサイダーで割って、フルーツポンチ風にすると、彩りがきれい。

 風味がよいので、ジャムやお菓子などに利用するとさらに美味しくなります。たくさん使いたい場合は、収穫のたびに冷凍庫で保存し、必要な量になるまでためていくとよいでしょう。収穫が梅雨の時期と重なるため、長雨が続く時は完熟果が地面に落ちてしまうことがあります。生食ではなく、ジャムやお菓子などの加工食づくりが目当てなら、長雨が続く場合は完熟を待たずに早めに摘み取ってもよいでしょう。

 自宅でブラックベリーを育ててみよう

 ブラックベリーは強健な性質で、メンテナンスの手間がほとんどかからない果樹です。一度根づけば毎年たわわに果実を実らせて、収穫の喜びをもたらしてくれます。お子さんのいる家庭では、開花や果実の収穫、生食やジャム・お菓子作りなどの体験を通して、食育にもつながることでしょう。ぜひブラックベリーをガーデンに迎え入れて、開花と収穫を楽しんではいかがでしょうか。

 
出典:Gardenstory