ガーデニングや家庭菜園など、植物を育てていると必ず直面するのが、病気や虫による被害です。でも、せっかく自分の庭で育てているのですから、化学農薬などはあまり使いたくないという方、多いと思います。
そこで、木酢液の登場です!
オーガニックに興味のある方なら、木酢液というものは、どこかで目にしたり、実際に使ってみたりしたことがあるかもしれません。でも、用途がわからなかったり、どんな効果が出るのかわかりにくかったりしませんか?
木酢液は、上手に使えば、オーガニックなガーデンニングの救世主にもなってくれる不思議な液体です。
木酢液とは、ひとことでいうと、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にしたものです。
■木酢液の成分
成分は木タール・酢酸・メタノール・アセトン・アセトアルデヒド・フェノール等、その数は200種類以上にものぼるといわれています。ただ、初期の段階では有害な成分を含んでいる場合が多いため、数カ月放置してから、ろ過するなどの方法で、この有害成分を取り除きます。
■木酢液の匂い
焚火をしたときのケムリのような匂いがします。
■木酢液の購入時は「有害物質が含まれていないもの」を選ぶ
しかし最近は、粗雑な製法で、有害物質がきちんとろ過されていない木酢液などが、安価に出回ってきています。木酢液を購入される際は、きちんとした製法が守られ、有害物質が含まれていないものを選ぶことが重要です。
もっともオーソドックスな使い方は、水で薄めてじょうろで土壌に散布したり、噴霧器で葉面散布したりするというものです。
【葉面散布の方法】
水で薄めて、噴霧器で散布します
1リットルの水に対して500倍で散布する場合は、まず木酢液2cc(小さじ1杯)を測って噴霧器に入れます。そこに水を入れ、よく混ぜた液体を、噴霧します。
このとき、葉の表だけでなく裏にも、そして、土にポタポタと滴り落ちるほど、たっぷりとかけるのがコツです。こうして、葉面散布と土壌散布を同時に行ってしまいます。
病害虫に強くなる
■木酢液の効果:葉面散布で植物が健康になる
木酢液を先ほどのように葉面散布をすると、植物が健康になり、病害虫に強くなるといわれています。また、400~1000倍に薄めた木酢液を週1回、トマトの苗木に散布し続けたところ、糖度・酸度ともに高いトマトが収穫できたという実験結果もあります。
■木酢液の効果:土壌散布で土が良い状態に変化する
土壌に散布すると、木酢液に含まれるさまざまな有機物が、土壌中の微生物を活性化し、徐々に有機質が豊富な良い土に変化していきます。
木酢液のどの成分が、どう反応しているのかといった、具体的な研究結果はまだありませんが、良い土で植物が健康に育っていくことが、結果的においしい果実を収穫できたり、病虫害の防除につながったりしていることは、間違いないようです。
先日、木酢液を浸みこませたバークチップをマルチング材として使用したところ、「今年の夏は蚊が少なくなって庭で過ごすときのストレスが減った」という、うれしい効果もありました。
出典:All about

