そんなこんなで、関東が雨雲に覆われるちょっと前の晴天の日、近所の山へシオデをを求めてやってきました。
北海道~九州の山地、原野に自生する多年性つる植物。雌雄異株であり、別名『山のアスパラガス』と呼ばれる。
シオデはクセがなく非常においしい山菜なのですが、シオデは群生しないため大量に採取することは出来ません。
そのため、タラノメやウルイ、ウドのように市場でもなじまれる山菜にはなれませんでした。
その昔、山形のとある道の駅にシオデが売っておりましたが、そのときの値段が200gで2500円位・・・ひえー。
最近では人口栽培の研究がされていますが、種子栽培となると、非常にコスパが悪いためまだまだ市場で見かけることは出来ないでしょう。シオデの種は発芽するまでおよそ1年6ヶ月の休眠に入ります。その後、茎が満足な太さに成長するまでおよそ7年もの年月が必要となります。ここまで単純計算で8年6ヶ月の計算になります。
さらにシオデは採取した翌年の発芽率は悪くなります。そのため、安定した供給を行うには隔年収穫となってしまいます。いくらおいしくてもここまで実入りの期待が持てないのでは、まだまだ栽培も難しいでしょうね。
なんだかんだ道がそれてしまいましたが、本来の目的である良質なシオデにようやく出会えました。
これでもまだ細いほうですが、これくらいの太さになると山のアスパラガスと呼ばれるのも分かるような気がします。
地面から発生してからまだ葉をのばしていないシオデの先端部。
アスパラガスの先端みたいです。
なんだかんだでシオデ採りは終了。今回はこれくらい採取できました。
しかし一日中、山中を歩き回っても良い太さのものに出会えたのは2本だけ。
やはり貴重な山菜です。
まぁシオデをメインで狙って山に入っても一本も取れないことなんて良くあることです。山菜取りのうまい人ですら、シオデはメインでなく他の山菜を採取する際に一緒に狙うという方法の人がほとんどです。
そんなこんなで採取に苦労したシオデは塩湯でして酒の肴になりました。
うーむ、さすがは山菜の王様。いやなクセはなくさっぱりとしたおいしさでした。
出典:アッと驚くカメ五郎の日々

