米ぬかの使い道 肥料に活用する

 玄米を精米する際に発生する「米ぬか」。米ぬかには米が成長するための栄養分が詰まっており、ぬか漬けなどの料理はもちろん、腐葉土に混ぜて肥料としても利用されています。他にも、油汚れを落としたり床を磨いたりするのにも利用できる。

 腐葉土に米ぬかを混ぜて、ぼかし肥料として活用する方法です。ぼかし肥料とは、野菜くずなどに米ぬかを混ぜて発酵させた肥料のこと。栄養分が豊富な米ぬかを混ぜることで土の中の微生物の働きも活発になり、野菜や花がよく成長したり実つきや花つきが良くなります。

用意するもの

  • 野菜くず:250g
  • 腐葉土:500g
  • 米ぬか:15g
  • ビニール袋

ぼかし肥料の作り方

  1. ビニール袋に野菜くずを入れて、米ぬかをまぶして混ぜ合わせます。
  2. 混ざった腐葉土を入れて揉むようにして混ぜ合わせましょう。
  3. ビニール袋の口は閉めずに、ふんわりと畳んでダンボールに入れて日向に置いて2週間置いておきます。
  4. 2週間たったら数日ごとに揉むようにして混ぜ合わせます。野菜くずがほぐれて漬物のような香りがしたら完成です。自宅で育てている花や家庭菜園の野菜に使いましょう。
 米ぬかとは、玄米を精白するときに出る、米粒外側のぬか層が粉状になったもののことです。

 米ぬかには、作物の成長にとってとくに必要な窒素・リン酸・カリの3要素が含まれています。窒素は葉緑素の構成要素で、葉や茎など植物自体の成長に必要です。リン酸は根や茎の成長点や種子に多く含まれる要素で、不足すると生育や果菜類の結実が悪くなるなどの影響が出ます。カリは、光合成によって作られた物質の移動や貯蔵に関与し、不足すると根の生長やイモの肥大が悪くなります。

 他にも、3要素の次に重要とされるマグネシウム、カルシウムや、微量要素として必須の鉄、マンガン、亜鉛などのミネラルも含みます。このことから、米ぬかは肥料として必要な要素を広くカバーする優秀な素材です。

 ぼかし肥料とは、有機質肥料と山土などを、使用目的に沿って適宜配合して水を加え、比較的低温で発酵させたものです。有機質資材には米ぬか、魚粉、鶏ふん、骨粉、籾がら、堆肥、稲わらなど様々な種類があります。

 昔から農家が自作してきた肥料で、これといった材料・作り方が定まっているものではありません。作成する地域で手に入りやすい材料を使ったり、栽培作物や土壌の状態から必要な要素を逆算して材料を選ぶこともあります。

「ぼかし」という言葉は、様々な肥料を土に混ぜて薄めるという意味合いで使われているようです。

 米ぬかぼかし肥料と似たものに、米ぬか肥料があります。肥料として市販されている米ぬかは「脱脂米ぬか」といって、精米後に出る生の米ぬかから油分を搾り取ったもので、複数の材料を混ぜて発酵させるぼかし肥料とは違うものです。

米ぬか肥料のメリット

 1.安く手に入る 
 米ぬか肥料の一番のメリットは、安価で手に入ることです。米ぬかは、廃棄するところも多く、無料もしくは無料同然で手に入ることがほとんどです。

 精米所だと「米ぬかはご自由にお持ち帰りください」となっているところも多いので、探してみてください。また、近くに精米所がない人は、米屋産に聞いてみるのもおすすめです。安価なお値段で譲ってもらえることが多いですよ。それでも手に入らない場合は、米農家さんに問い合わせてみたり、インターネットでも購入できます。

 いずれの方法でも、他の肥料より圧倒的に安く手に入るのが米ぬか肥料のメリットだと言えるでしょう。

 2.栄養分が豊富でバランスが整っている 
 米ぬか肥料の2つ目のメリットは、栄養分が豊富で成分のバランスが整っていることです。窒素は2〜3%・リン酸は4〜6%・カリウムは1〜2%程度含まれます。3つの栄養素のバランスが採れているので、少々多く撒きすぎてもバランスが崩れることがないので、安心して使えます。

 また、カルシウムも0.5%・マグネシウムは1〜2%・ミネラルも含まれています。お米を削ぎ落とた部分なので、栄養素がたっぷり詰まっています。

米ぬか肥料のデメリット

 安くで使え、栄養バランスが整っている米ぬか肥料ですが、デメリットもいくつかあります。そこで最後に米ぬか肥料のデメリットも紹介します。

 1.緩効性のため、即効性はない 
 米ぬかは分解するのに時間がかかる「緩効性」の物質です。化学肥料のように、即効性がある物質ではないので、「すぐに土壌改善効果が欲しい」「成長中の植物への栄養にしたい」といった目的で使うには向いていません。

 じっくりと土壌改革をしたい人には向いていますが、即効性を求める人には向いていない肥料だと言えるでしょう。

 2.発酵させる手間がかかり初心者には難しい 
 米ぬかは、栄養バランスが優れており、ビタミンやミネラルなども含んだ物質ですが、そのまま利用することができません。肥料として使うためには、一度発酵させる必要があるため、手間がかかります。

 発酵させて、肥料にするまでには数ヶ月以上かかってしまうので、肥料として使うまでには時間がかかるのもデメリットです。
出典:UMM

出典:となりのカインズさん