シクラメンの育て方

シクラメンを翌年以降も咲かせるために
休眠のコツや開花しないときの対処法

 秋から春にかけて赤や白・ピンクの香り高い花をつけるシクラメン。シクラメンは多年草のため、上手な育て方をすれば何度も繰り返し美しい花を咲かせてくれます。
シクラメンの開花は冬が本番です。寂しい冬の庭を華やかにしてくれる存在として、ガーデニングで活躍します。ただし、シクラメンは耐寒性が強いわけではありません。地植えにすると寒さに耐えられず、枯れてしまうことがあります。基本的には鉢植えにして、真冬の間は室内に取り込みましょう。

室内管理の際に注意したいのが暖房の設定温度です。シクラメンは暑さにも弱いため、暖かすぎる環境も苦手とします。できるだけ20℃以下を保てる日当たりの良い場所へ置いてあげましょう。

日当たり

シクラメンの花をたくさん咲かせるには、時期に合った方法で日光を当てることが大切です。暑さの厳しい梅雨から夏にかけては半日陰、夏に休眠させた場合には日陰で雨のかからない場所に移動します。春や秋、冬は、鉢を日なたに出して、日光にたくさん当ててあげましょう。

とくにシクラメンを室内管理するときは、日光が不足しがちです。窓のそばの日差しが差し込む場所に鉢を置きましょう。

また、シクラメンの株全体にまんべんなく日光を当てるために、定期的に「葉組み」と呼ばれる作業を行うのがおすすめです。開花前の10月頃になったら、月に1回程度の葉組みをしましょう。

葉組みとは、葉を動かし株の中央をあけ、花を中心に持ってくることです。
葉組みを行わないと、花が四方八方から出てきて、見た目だけでなく、花数もすくなくなってしまいます。
葉組みで動かすのは、株の中心部分に集まっている葉です。株の中心部分に集まっている葉を交差しないように外側の古い葉の下に移動させましょう。
葉をそっと外側へ動かすことで中心部分の重なりが解消され、日光が当たりやすくなります。できるだけ葉柄同士が重なり合わないように動かしていきましょう。

温度管理

 シクラメンは、育てる環境が寒すぎても暖かすぎても、花の咲き具合に影響が出るはずです。花がなかなか咲かないと思ったら、シクラメンにとっての適温を保てているか確認しましょう。

とくに気をつけたいのが冬に室内管理するケースです。暖房がききすぎていると、シクラメンの花が咲くには暖かすぎる可能性があります。玄関のように、暖房の影響がない場所へ移動させてみましょう。

植え替え

 シクラメンを長く元気に育てていくためには、1年に1回の植え替えが欠かせません。植え替えせずに植えっぱなしにしていると、根が鉢に回って、生育が停滞することがあります。開花にも影響するため、毎年新しい土を入れた鉢へ植え替えてあげましょう。

 
出典:Plantia