高密植「トキ」五農生が初収穫

 五所川原農林高校(青森県五所川原市)生物生産科の3年生が18日、校内の果樹園で高密植栽培したリンゴ「トキ」を初収穫した。同校は生産者減少や作業負担軽減などの課題解決策として注目される高密植栽培を、昨年度から実習に取り入れ、苗木の定植や管理などに取り組んできた。

注目されるリンゴの高密植栽培

 この日は生徒23人が、県内外のリンゴ生産者でつくる板柳町りんごわい化栽培研究会(齋藤克康会長)のメンバーの指導を受けながら、高さ2~3メートルまで伸びた60本のトキの木から計140個を収穫した。

 高密植栽培は、苗木を狭い間隔で数多く植え、木を大きく育てずに実をつけさせるのが特徴で、早期多収が期待できる。従来の栽培方法では、定植から収穫まで約5年かかるところを、高密植栽培で育てた同園のトキは定植から1年半で収穫できた。

 生徒たちは実の重さや大きさなどを測って、タブレット端末に記録。糖度検査でトキの平均糖度(13.1度)を上回る19.6度の値が出ると、驚きの声が上がった。食味を確かめた美濃部陸さん(17)は「普通栽培と比べると収穫が簡単だった。今後は栽培方法の主力の一つになると思う」と話した。

 齋藤会長は「来年はさらに多くの実をつける可能性もある。生徒にはこれからも一生懸命管理に取り組んでほしい」と語った。

 
出典:Web東奥