山菜採り遭難事故防止の心得


 日本で食べられる山菜は約350種類あるといわれていますが、実際においしく食べられている山菜は80~100種類ほどです。
 日本では「春は苦みを盛れ」といわれることから、昔からワラビやフキノトウ、タラの芽、ゼンマイなどが食べられています。

【遭難事故に遭わないために】
  • 必ず家族や友人等に行先や帰宅予定時間等を伝えてから出掛ける
  • できる限り2人以上で出掛ける
  • 体力を過信して山奥に入らない
  • 慣れている山だからといって油断しない
  • 携帯電話等の連絡手段を持つ
  • 明るいうちに帰宅する
【目先の収穫より安全第一!】

 遭難者のほとんどは、 山菜採りに夢中になって迷ったり、無理をして崖から転落 したりしています。天気予報を確認し、自分の体力、体調に合った行動を心がけ、 無理をしないように しましょう。また、できるだけ早めの下山を心がけ、万一迷ったら、すぐに110番か119番に連絡してください。体力の温存や転落等の防止のため、不用意に歩き回らないようにしましょう。

【クマに注意!】

 山菜採りなどで山に入った人がクマに襲われています。クマがいる山には入らないようにしましょう。

【火山性ガスに注意!】

 八甲田山などの活火山では、 硫化水素などの有毒ガスが噴出している場所もあります。 他の場所に比べ、著しく草木が枯れている場所の付近では火山性ガスが噴出している可能性があるので、近寄らないようにしてください。特に、無風・くもりの時はガスが溜まりやすいため、注意しましょう。

【入山前の注意点】
  • 悪天候の日の山は、晴れた日とは全く違う恐ろしい姿をみせます。
    事前に気象情報を確認し、悪天候時の入山は絶対に止めましょう。
  • 飲料、食料(あめ玉、チョコレートなどの携行食)や、白色タオル、ホイッスル、雨具、携帯電話、ライター、方位磁石などを携行しましょう。
  • 反射鏡や反射シール付きの目立つ色の服装(黄色、黄緑、ピンクなどの蛍光色)、寒さに備えた服装で入山しましょう。
  • 2人以上で出かけ、早めの下山を心がけましょう。
【入山時の注意点】
  • 常に自分の位置を確認しながら移動しましょう。
  • 著しく草木が枯れている場所付近は、火山性ガスが噴出しているおそれがあるため、近寄らないようにしましょう。
  • 入山時に再度気象情報をよく確かめ、天候の急変が予想される場合は入山を控えましょう。
  • 入山場所の地形を確かめ、大木などの目標物を定めておきましょう。
  • 入山後も2人以上で行動し、姿が見えない場合はお互い声を掛け合い、位置を確認しましょう。
  • 自分の体力や体調に合わせて無理せずに行動しましょう。無理だと思ったら、引き返すことを決断しましょう。
  • 崖や急斜面などの危険な場所は避けましょう。
  • 午後3時(日暮れ前)には下山しましょう。
  • 下りは転倒に注意しましょう。
【万が一迷ったら・・・】
  • 大雨の際には、歩道などが荒れて通行できなかったり、滑落や浮き石、落石の危険性が増します。また、南八甲田、猿倉岳周辺では突風によるものと思われる倒木が発見されています。
    このように、その時々や場所によって山の様相は異なり、 慣れていると思っている山も一歩踏み込めば知らない山です。
  • 迷ったら、歩き回らずに大木や岩の陰で風を防ぎ、火を焚くなどして救助隊の助けを待ちましょう。
    特に、 日没後の行動は危険 です。
  • 捜索のヘリコプターの音が聞こえたら、広い場所で白いタオルなどを振って合図してください。

 
出典:青森県豪雪対策本部