抜いても抜いても生えてくる雑草。「とにかく根っこから抜くことが大事」そう思っていませんか?
誤解している方が多いのですが、実は雑草は“抜かずに刈る”のが正解なんです。抜いてしまうことで、かえって雑草が増えたり、野菜の成長に悪影響を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
- 土が締まって固くなる
雑草の根は、土をふかふかに保つ役割を果たしています。
引き抜いてしまうとその機能が失われ、土が固く締まりやすくなり、野菜にとって育ちにくい環境に。 - 新たな雑草の種を掘り起こしてしまう
雑草を抜くと、地中に眠っていた種子が一緒に表に出てきてしまいます。
これが次の雑草をどんどん呼び込む原因に。 - さらに強力な雑草が生える
固くなった土でも雑草はしぶとく生えてきます。しかも、次に生えてくるのはより生命力の強い“強敵”になりがち。
この“雑草ループ”を断ち切るには、抜かずに刈るのがいちばんなんです。
とはいえ、すべての雑草が「刈り取ればOK」というわけではありません。中には抜いたほうがよい雑草もあります。
地下茎の雑草は、地中で根を張って増殖し、広がってしまうので抜いた方がよいでしょう。
スギナやドクダミ、ヨモギ、ススキ、クズなどが地下茎の雑草です。
球根を持つ雑草
生命力が強く、栄養を溜め込んで野菜以上に大きく育ってしまい、野菜の生育を邪魔してしまうこともあるので抜くのが正解。ツルボ、ノビル、ハマスゲなどが球根タイプの雑草です。
「刈る」といっても、ただザクザク刈ればいいわけではありません。大事なのは“成長点の下”で刈ること!
雑草は地面から少し上にある「成長点」で光合成を行い、エネルギーを作っています。このポイントより下を狙って刈ることで、光合成を止め、雑草の再生を防ぐことができます。
つまり、刈る位置は“地面スレスレ”が正解!成長点より上で切ってしまうと、数日後にはまた復活してしまうので要注意です。
雑草を効率よく処理するには、刈払い機(草刈り機)が便利。ただし、石などの硬いものに当たると、刃が体に当たって大けがにつながってしまうので注意が必要です。成長点の下を意識して、地面ギリギリを刈り取るイメージで!
刈り取った雑草、捨ててしまうのはもったいない!
雑草を活用することで、家庭菜園の循環が良くなりますよ!
堆肥にして土に戻す:しっかり乾燥・分解すれば、栄養豊富な土壌改良材に。
マルチ材として再利用:畝に敷けば、保温・乾燥防止・雑草の発生抑制にも。
出典:田舎暮らしの本Web

