つがる市のブランドメロン 「タカミメロン」

おいしいつがる産のブランドを守ることができた

 7月25日、日の出の4時23分、気温22度。メロンの名産地、つがる市の畑の一角は朝日に照らされ、露地栽培のタカミメロンの収穫が始まった。

 炎天下になる前、少しでも涼しいうちに。「つがるメロン協議会」生産者の坂本新さん(35)が、一家で丸々育った果実を次々もいでいく。つるを切るハサミの音と、鳥と虫の声、あとは静寂。2時間もすると、軽トラック3台に山積みとなった。

 「今年は猛暑と水不足に苦労したけど、網目も張って糖度も十分。おいしいつがる産のブランドを守ることができた」と新さん。

 一家は祖父の代から続くメロン農家で、三代目の新さんは県営農大学校を経て就農15年目。露地物より先のハウスメロンの青森市場初競りで4年連続最高値を獲得するなど、今や産地をけん引する存在だ。

 「小さいころから手伝って、自然と農家が良いと思って育った。この辺はまだ後継者がいるけど、わんどの次の世代はどうなるか。資材高騰も大変だけど、何とか産地を守って、あと20年はやらないと」。4人目のお子さんが生後10カ月という話になって、目尻を下げた。

 お土産にいただいたメロンを切る。みずみずしい果肉が光る。甘さに、目が開きました。

■問い合わせはつがる市農産物直売所(電話0173-25-2865)

【倉光弘昭市長から】豊かで甘い「つがる」からの贈り物
 「つがる」の豊かな大地が生み出した、とろけるような甘みが特長のつがる市産メロン(タカミ)をご堪能ください。

 現在はメロンをお届けできる時期が7月下旬から8月中旬までと限られておりますが、ぜひこのおいしさをより多くの方々に一年中味わっていただけるようにと願いを込め、2020年から安定供給可能な水耕栽培にも取り組んでいます。ほかにもスイカ、りんご、米、ナガイモ、トマト、ネギ、ごぼうなど、つがる市はおいしく魅力的な食材がたくさん。ぜひメロン以外もご賞味ください!

【さらにチェック】夏以外も楽しめるメロン・ド・ボール
 つがる市柏の古民家をリノベーションしたカフェ「ひら埜(や)」では、旬の夏場以外も通年でフレッシュなメロンが味わえるスイーツ「メロン・ド・ボール」を提供している。

 つがる市が取り組む水耕栽培メロンを活用し商品開発。店長の佐野知子さんは「スタッフ全員でアイディアを出して、一年がかりで完成したデザートです」とほほ笑む。

 地元食材にこだわったランチやスイーツが楽しめると人気のカフェで、ドッグランも併設。問い合わせはひら埜(木曜定休、電話0173-23-4883)へ。

 
出典:Web東奥