【青森県】雪害影響 25年産リンゴ40万トン割れ予想

県産リンゴ予想収穫量を40万トンは割り込む予想

  青森県は21日、2025年産県産リンゴの予想収穫量を37万2300トンと明らかにした。県内の園地は昨冬の雪害で甚大な枝折れ・幹割れ被害を受けたが、24年産実績(37万500トン)並みの収穫量は確保できる見込みとなった。ただ、3年連続で40万トンは割り込む見通し。県議会農林水産常任委員会で齊藤爾委員の質問に県りんご果樹課の佐藤新吾課長が答えた。

 品種別にみると、主力のふじが23万3300トンで、王林が3万トン、ジョナゴールドが2万6900トン、つがるが1万9300トン、その他が6万2800トン。国が品種別の前年実績を公表していないため、24年産との比較はできない。24年産は23年夏の記録的な高温の影響で花芽の数が減り、果実の数量も減ったことで過去3番目に少ない収穫量だった。

 同課によると、25年産は昨冬の雪害で山間部の園地で枝折れ被害が多く見られたほか、5月以降は雨が少なく果実の肥大が鈍化し小玉傾向となったことなどが40万トン割れの主な要因となった。ただ花芽は多く、質も良かったという。

 県りんご協会が7月28~30日に県内80地点で調査した着果数、生育状況などを基に算出した。栽培面積のうち生産者が果実を収穫した園地の面積「結果樹面積」は前年比400ヘクタール減の1万8700ヘクタール(県試算)とした。

 佐藤課長は取材に「収穫量の増減は農家だけでなく、関連産業全体に影響する。基本技術の励行とともに、担い手の確保・育成や生産性の高い栽培方法の普及、省力栽培技術の導入にも尽力していきたい」と語った。

 
出典:Web東奥