米を脅かす最強植物「オオバナミズキンバイ」

「根っこ」「茎の切れ端」が残っていると…そこから再生

 オオバナミズキンバイは、根や茎の切れ端からでも完全に再生できるため、重機で大がかりに撤去したり、田んぼや畑に生えているのを知らずにトラクターなどの農業機械を使ったりすると、他の場所に広がる恐れがあると言います。

 いったん広がれば完全駆除は極めて難しく、普段の農作業も出来なくなるという農家にとってまさに悪夢のような状態。米の収穫にも影響が心配されています。

 オオバナミズキンバイの研究の第一人者・稗田真也さんは、桑名市で田んぼに広がった事例は、今まで以上に深刻だと話します。

(豊橋市自然史博物館 稗田真也学芸員)
 「これまで、水路とか池とか湖という水辺に侵入していることは、よく見られていた。水田の中、田んぼの中に侵入して生い茂っているという事例は、実は多くはない。その点において、侵入のステージが進行しているのではないか」

 日本でも例があまりない田んぼでの駆除作業。

 この日は三重県や桑名市の職員、現地の農家など約60人が参加しました。除草剤での駆除ができない用水路を中心に、オオバナミズキンバイを根っこから抜きつつ、水面に浮いた断片すら丁寧にすくいながら、駆除作業を進めていました。

 (参加者)
「まとまっていて、すごく重たい」
「大変ですね。思った以上に底が深いので足を取られます」

 しかし、駆除作業は一筋縄ではいかず、用水路は泥でぬかるんでいて、移動するにも一苦労です。

 恐るべき繁殖力のオオバナミズキンバイ。諦めることなく、地道に駆除の回数を重ねていくしかないといいます。

 
出典:TBS News DIG