スーパーで廃棄されるキャベツを活用
青森県むつ市の大畑町漁協(田髙利美組合長)は、キタムラサキウニの陸上養殖の取り組みを始めた。餌は市内のスーパーで廃棄されるキャベツの外葉を活用する。大畑町魚市場の水槽で飼育し、身入りを維持・改善させることで、通常は生ウニを食べることができない年末年始の出荷を目指す。
ウニは雑食で、海では主に海藻を食べる。大畑町地区では4~7月が漁期。同漁協の今年の漁獲量は42トン、漁獲金額は9700万円だった。
同漁協は2018、19年にウニの陸上養殖に挑戦したが、小さな個体を使ったことや、過密な環境で飼育したことなどから失敗していた。この経験を踏まえ、今回は飼育数を半分に減らし、キャベツは食べやすいように刻んで与えることにした。
ウニは9月26日に大畑漁港周辺で水揚げ。殻長は8センチ程度で、2トン水槽2基で育てる。様子を見ながら漁協職員が週2、3回ほど給餌する。
海や漁村の地域資源の価値や魅力を生かした「海業」の取り組みを推進する国の補助事業を活用した。身入りを良くするための実験を行うほか、殻割りやウニむきなどの漁業体験コンテンツとしての可能性も探る。
7日は山本知也市長がウニの畜養水槽を視察した。田髙組合長は「前回の失敗点を改善しながら、おいしいウニを何とかつくりたい」と語った。
出典:Web東奥

