懐かしの白神源流アルバム

 


 今から15年ほど前の白神思い出アルバム。当時は、恥ずかしながらリリースの哲学もなく、ただがむしゃらにイワナを追っていた。大雨でも竿を畳むことを知らず、濁流の中を死に物狂いで帰還したこともあった。この手痛い洗礼のお陰で、沢登の技術や野営・遡行用具、地図の読み方・遡行図の作成、気象、野性動物、野鳥、山菜・きのこ、山野草、ブナと原生林の関係、青秋林道問題など、会員がそれぞれ分担して「源流行ハンドブック」を作成し、猛勉強を開始した。そうした会員相互の研鑚によって、装備と技術は飛躍的に改善され、保護か開発かで揺れる青秋林道建設問題やブナ帯文化への感心も深まっていった。こうした会の発展を考えるとき、白神は生きた素晴らしい学校である、とつくづく思う。
【参照先不明】

 

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