山ゆり(やまゆり)

 「やまゆり」
山道を白く点々と飾る「やまゆり」は農山村の初夏の風景でした。大きい白い花は、周辺にあま~い香りを漂わせ、道行く人の目を楽しませてくれます。花は直径20cmほどで、年々花は増えていきます。多いものでは数十個もつけるといわれます。花が咲き終わると実を結び初霜が降りると枯れます。実は、三つに裂けて、軽い平たい種子が飛び散って繁殖します。
 「やまゆり」
枯れたやまゆりを探して根を掘りあげます。根の大きさはゆりの花の数に比例して大きくなります。ゆりの根は昔からの病人食で、心臓を守る薬膳料理が有名です。近年急激に姿を消している植物です。(ごめんなさい・・・でも・・栽培もしっかりしてますから)根は苦味が無く、鱗形も大きく、食用ゆりの中でも一番美味しく滋養効果が高いといわれています。
 「やまゆり」
日本特産の「やまゆり」は、世界にも多く輸出されており、園芸用に改良された品種も多くあります。家庭でも多く栽培されており、栽培品が野生化したものもあります。やまゆりの「根」は、そのまま植えますと(12~2月ごろ植える)春にはやまゆりの花が楽しめます。畑に「やまゆり」を植えてますが、「もぐら」がこの根を好んで食べにきます。
 「雪ゆり」
やまで「オニユリ」に似た「ゆり」を見つけました。奥深いところで、二輪だけ咲いている「小さいゆり」でした。しばらく経ったころ、道の駅で同じような「ゆり」を見つけました。「雪ゆり」とかいう名前で販売されていたのです。見ているところで買われて行きました。同じような「ゆり」だと思ったんですがその後、ゆりを見つけた場所にはたどり着くことができません・・・きれいな「ゆり」でした・・・ビデオで採っていたのでときどき楽しめます。・・・
出典:山ゆり(やまゆり)