山菜の栽培・増殖(モミジガサ)

先月20日前後の頃だったと思いますが山菜の一部挿し木(挿し芽)を開始。
先日確認したところ頂芽挿し5本中5本とも発根確認。

左から全体図、バーミキュライトの根の発根の様子、鹿沼土の根の発根の様子です。
挿し芽をした山菜の中で一番早く発根したようです。
ポイントとしては
○頂芽か脇芽が必ずついていること。
○水切れを絶対させないこと。
○余分な葉は葉柄ごと切り取り大きめの葉も小さくカットする。
○さらに挿し芽初期は萎えやすいので苗帽子のような空中湿度と保たせる工夫をする。
ただし湿度が高すぎると葉がカビることがあるので
空気穴をあけるか適度に開放して調節する。
○高温でなければ直射日光に当てても問題ない。
○用土はバーミキュライト、鹿沼土ともに良好だった。

発根までの期間が1ヶ月ほどと短いのでそんなに手間がかかった感じでもありませんでした。
収穫までの期間も実生より短いのが利点ですが大量には増やすことができないのが残念です。

また、実生の方も路地撒き、ポット播きとも発芽率は良好、生育も今のところ順調です。
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思ったよりも発芽率が良くてびっくりです。
路地播きの方もそれなりに発芽していたのでこのポット分どうしようか悩み中。

こちらのポイントとしては
○晩秋の完熟した種子を採取する。
○休眠時間があるので張るまで乾燥させないように低温で保存
または採り撒きして乾燥しないように管理する。
○撒く前に一日ほどメネデールを薄めた水に漬けておく。
○用土はバーミキュライトやピートモスのような保湿に優れているものが好ましい。
その場合は覆土はしない。水捌けの良い用土の場合はマルチングなどをした方が良い。

ポイントらしいポイントはありませんが他の山菜の種子とは違いやや過湿にも強いようです。
とはいってもあまりべちょべちょ状態だと腐りますので注意してください。

また、脇芽は取り木のように地面に触れさせるか
軽く水ゴケなどを撒くことにより容易に発根します。
しかし夏の間は茎がしっかりしていて分けられないので
これは秋以降に行うのが良いようです。
【2007/06/27】
【参照先不明】

 

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