
栽培様式

「木と木をつなげる」発想から生まれたジョイント栽培(平棚)は,適用樹種拡大研究の中で,主枝高を70~80㎝の高さとし,側枝を仰角60°で斜立させる「ジョイントV字樹形」(写真)としてリンゴへも応用されました。
主要成果
- 早期多収(慣行樹形(立木樹)との比較)
定植3年目に着果開始 6年目でわい化栽培並みの収量3.5t/10aを確保(図1,図2) - 樹形による省力効果
直線的な作業動線による年間主要作業時間の削減(図3)
薬剤散布量の削減(図4) - 機械導入による省力・軽労化
自動走行車両(市販化未定)による作業支援,自動防除と自動除草による省力化
年間作業で50%程度削減

苗木の調達と管理
- JV樹形の主枝高を80㎝,樹間1.5mでジョイントする場合,
苗木長を2.5~3.0m確保する必要がある(図5)。土壌条件
により異なるが,樹間1.5mの場合,JM7程度のわい化度
の台木が適している。 - 口径30㎝程度の不織布ポットに植付け,1~2L/日程度
のかん水とN3g/月(4~9月)の肥料を与えて管理する。 - 先端が伸長したら湾曲しないように支柱を立てテープ
ナー等で結束し,発生した副梢は,8月までは基部を2~
3節残して随時摘心し,9月以降は放任する(図6)。 - ただし,60~100㎝までの間に節をつくると主枝を水平に
曲げたとき折損しやすくなるため,地際から100㎝程度ま
でに発生する副梢はかき取るようにする(図6)。

